週刊「ナイトライダー」創刊号 大きいぞ重いぞ楽しいぞ!
デアゴスティーニの週刊「ナイトライダー」の創刊号を買って参りました。TVCMが大量に入っているのでイヤでも気になってしまいます。週刊号は490円という安さ。もちろん2号以降は価格がアップして1,890円となります。全110号という2年以上にも亘る長丁場のシリーズです。
書店に平積みされている創刊号を手にして感じたのは、その大きさと重さ。普通は冊子より少し大きいくらいのサイズなのですが、これは二回りくらいでかいです。しかも創刊号の付属パーツの重量があるのでズッシリと重い。それでいて490円という特別価格の為に、書店では場所ばかり嵩んでしまうことでしょう。
週刊パートワークで毎号付属するパーツを組み立てていくと、一つの模型が出来上がっていきます。パッケージの表紙を開くと冊子が見えます。冊子の大きさはA4程度なのですが。パッケージが大きくはみ出しています。
現在朝霞市に単身赴任していますが、創刊号は所用で愛知県に帰省した際に求めたので気軽に中身を見分できますが、普段暮らす狭い社宅では大きくて手に余ったことでしょう。
ナイトライダー、80年代に放送されたアメリカのドラマです。私の年代にとっては非常に懐かしい。毎週楽しみに観ていました。主人公のマイケルの相棒のドリームカー、ナイト2000。これは待っていたシリーズではあります。シリーズ1から4までのドラマ全話を収録したDVDも持っていて、繰り返し観ている程の密かなファンでもあります。
しかし現在、単身赴任先の社宅ではアシェットのブルートレインを購読しています。ちょっと二つのシリーズを同時進行するのは無理があります。いつまでも今の社宅に住み続けるわけではなく、おそらくシリーズの途中で仕掛品を運んで引越しとなります。その面倒を考えると、おいそれと手が出ないのです。
それでもまあ、創刊号だけは安いので気軽に中身を見分します。付属のパーツは大きなボンネットです。ボンネット外側は金属製の為に非常に重くなっています。
価格を抑えるためか、スタートアップDVDは付属していません。著作権の問題があるので有名なテーマ曲を入れるわけにはいきませんし、必要な動画はネット経由で流せばよい時代になっています。
とりあえず創刊号の工作を進めてみます。
今号ではボンネットの内側に補強材を取り付け、ヒンジステーなども一部ビス止めします。
冊子を広げると、完成時の模型の大きさを実感できます。8分の1スケールはデアゴスティーニやアシェットの他のモデルカーと同じ縮尺ながら、元となっている実車が大きいので模型も大きくなります。全長61.2㎝というのはこれまでのモデルカーのシリーズでは最大かもしれません。
ちょうど自宅に帰っている時だったので、前作のデロリアンと比べます。デロリアンも小さな車ではありませんが、ナイト2000のトランザムよりはかなり小さい。
トヨタ2000GTの模型も持ってきて比べます。これはスケールが10分の1なので小さいのは当たり前なのですが。もう比べ物にならない程の違いがあります。完成時にはナイト2000に踏みつぶされそうな小ささです。
このシリーズでは、ドラマの中での重要な時計型ツールのコムリンクの原寸大の模型も組み立てます。主人公マイケルと、ナイト2000の中のコンピューター、KITTとの通信に使うツールです。今となってはApple watchのようなものかと思うのですが、80年代当時には超ハイテクツールなのでした。シリーズ全部買わなくてもコムリンクだけでも欲しいものですが、このコムリンクも組み立て式になります。おそらくモデルカーのパーツにコムリンクのホンの一部のパーツのみ付属させる号がたくさんあり、結局シリーズ全部買わないといけなくなるような構成になっていることと思います。
このコムリンクのボタンを使ってナイト2000のギミックを無線で操作するとの事です。
創刊号の組み立ては難しくありません。付属していたドライバーだけで組み立てられます。外装パーツであるボンネットを傷つけないようにすることくらいが注意点です。
ボンネットにエアインテークを取り付けますが、そのグリルの部分の取り付けにはパーツを90度折り曲げる必要があります。パーツには表裏があるので、よく見て曲げます。
創刊号付属のドライバーは、軸の部分の磁石化がなされており、ビスがくっ付きます。これは便利な処理です。電子パーツの部分などでは磁力を持たせたドライバーを使わない方が良い場合もありますが、多分このシリーズでは磁石になっていても問題ない程度でしょう。
但し、ドライバーの先は安物のナマクラなので、創刊号からの数号で使い物にならなくなりそうです。シリーズを続けるのなら、ちゃんと良いドライバーを何種類か揃えておく必要があるでしょう。軸の磁力化ツールも必要です。
最後にヒンジのステーを片側のみ取り付けて作業終了です。ゆっくりやっても作業時間は10分程度。
作業中にボンネットのパーツを手に持っていたので手脂で汚れましたが、拭けばきれいになりました。ソリッドブラックの塗装、まあまあの品質です。ただ黒いので、作業光景を撮影するのに苦労します。
次号、2号のパーツはフロントバンパーです。赤いライトが左右に流れるように光るスキャナーのレンズも取り付けます。序盤に特徴あるパーツの配布をして読者の心をつかむ訳です。
ナイトライダーのシリーズが出ると知っていたらブルートレインには手を出さなかったのですが、今更遅いです。現在の住環境を考えて、創刊号コレクションとして諦めるほか無いのかもしれません。悩ましい・・・
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コメント
YUJIさん、こんにちは。パートワークシリーズは本当タイミング次第ですね。縁があるか無いかが決まる理由は人それぞれ。私が今でも悔やむのはトヨタ2000GT、アシェットから1/8がいつか出ないものかと。「ナイト2000」悩みどころですが簡単です。ご自宅用にすれば帰省時のお楽しみになります。余計なお世話ではありますが…(笑)
投稿: ウッシー | 2021年6月10日 (木) 08時15分
ウッシーさん、こんばんは。ナイトライダーはずっと発売の噂はあったのですが、時期が判らずにいました。今非常に迷っています。
確かに自宅に届ければ帰省時の楽しみになりますね!アドバイスありがとうございます。でも帰省の度に溜まっている工作に没頭するのでは家族から顰蹙を買いそうではあります。
デアゴスティーニの初期のモデルカーのシリーズ、エンツォ・フェラーリとトヨタ2000GTはスケールが10分の1なのが残念なところです。その後に発売されたシリーズは8分の1なので並べると貧弱になります。特にトヨタ2000GTは8分の1で発売されたら私も買ってしまいそうです。
投稿: YUJI | 2021年6月10日 (木) 19時06分
お久しぶりです。フェラーリ、2000GTから一時代たちましたね。 長期シリーズに挑むと90歳になりそうなので手がでません。 頑張って下さい。
投稿: honest | 2021年6月13日 (日) 11時21分
honestさん、こんにちは。
フェラーリ・グランツーリズモやトヨタ2000GTを組み立てていた頃に比べてパートワークは品質も高くなっていますね。出版社さんはネタに困っている感がありますが・・・
今も実家に帰ると良い場所にC62鎮座して堂々たる姿を見せています。精力的で懐かしい頃の力作です。これから新しいシリーズに取り組むにしても、あれだけ改造まで施す気力はありません。でもまだまだ頑張ります。
投稿: YUJI | 2021年6月13日 (日) 15時54分