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2023年2月

2023年2月18日 (土)

アシェット「ブルートレイン3車両をつくる」ディスプレイボード組み立てと設置

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アシェットの「ブルートレイン3車両をつくる」の話題です。スペシャルスケールの1/32ダイキャストギミックモデルを120号掛けて作っていくシリーズです。
 
1月27日に118号から120号までのシリーズ最終の配布がありました。その後、2月2日にプレミアム購読者に配布されるプレミアムディスプレイボードが到着しました。最終号とほぼ同時に届けられるとの事でしたので、ほぼ予定通りです。
 
118号から120号までも相当の大きさの荷物でしたが、ディスプレイボードもかなりのボリュームです。しかも重量もあります。コーナーに保護材が貼られていて、梱包がしっかりしています。
 
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開封すると、発泡スチロールで保護されたパーツが出てきました。組み立て説明書はコピー用紙1枚です。なんだか組み立て家具を買ったかのような思いがします。
 
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パーツを取り出すと、木製組み立て家具の雰囲気は更に深まります。大量のビスで金具と板を固定していく感じです。
 
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組み立て自体は全く難しくないのですが、とにかくドライバーを回す作業が繰り返されるので、インパクトドライバー等があればかなり楽が出来そうです。私はもちろん社宅にそんなもの置いていないので、翌日の前腕部の筋肉痛を覚悟しながら、ひたすら手動で回し続けました。
 
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ひな壇状に枠を組み立てた後、天板を3枚載せたら完成です。作業は小一時間。天板に丸い穴が開いているのは、ここから線路から出ているケーブルを通すためです。
 
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前回、オシ24とオハネフ25の車輪と線路の車輪載せ台との位置が合わないと書きましたが、私がディスプレイ線路の道床の組み合わせ方を間違っておりました。裏面にそれぞれA、B、Cの記載があり、それを二つずつ組み合わせれば車両の車輪とピッタリ合うようになりました。やれやれ。よく確認せず、完成を慌ててしまいました。
 
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ディスプレイボードに線路と車体を載せてみます。ディスプレイボードのサイズは横幅65cm、奥行き52cmです。車体を載せた高さは50cm近くになるので、相当に迫力のある模型となりました。但し、スピーカー/電池ボックスと接続するケーブルの長さは結構ギリギリです。ディスプレイケースの中にスイッチを仕込んで、このスピーカー/電池ボックスと一体化すると見栄えが良くなるような気がします。
 
コントローラーはワイヤレスなのですが、結局このスピーカー/電池ボックスはケーブル付きなので中途半端な気がします。
 
この模型の特徴である電子ギミックの実験です。
コントローラーは鉄道車両の運転台を模しています。しかし電気機関車の運転台ではなく、マスコンとブレーキは電車のものの様です。逆転器のレバーが無いので、前進と後退を切り替えるところがありません。
 
このコントローラー、実はマスコンとブレーキに似たものは本物の鉄道車両のものとは異なる動きで模型を操作します。
 
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この写真の状態が機関車の前進状態です。
ブレーキ解除してマスコンのノッチを入れているので、これは違和感はありません。
 
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しかしこれが後退状態です。ノッチを戻して軽くブレーキ掛けた状態です。
もうなんというか・・・デタラメなレバー操作ですが、これは単なるスイッチということと理解しておきます。
 
前進の時はヘッドマーク側のヘッドライトが点き、後部はテールランプが灯ります。車輪が回って走行音が鳴ります。後退の時はランプは前進の時の逆ですが、走行音は鳴りません。
警笛のスイッチを押すと、実車から収録された汽笛が鳴ります。アナウンスのスイッチを押すとハイケンスのセレナーデのオルゴールが鳴った後、車掌のアナウンスがあります。下りの横浜発車後なのか、次の停車駅は熱海との事。アナウンスのパターンは一つだけです。
 
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車輪載せ台の上で車輪が回って機関車は少しガタガタ揺れるので、かなり大きな走行音と相まって割と迫力があります。前後の運転台の照明と中央部の機械室の照明がスイッチを押すと灯ります。
 
オシ24はレストラン部がかなり明るくなります。
 
オハネフ24は非常に多くのLEDが取り付けられています。但し、通路灯の光が少し外に漏れるのが気になります。何とか改良せねばなりません。とても気になるほどではないので、しばらくはこのまま楽しみます。
 
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行燈型のトレインマークの点灯と連動して、側面の列車表示も光ります。テールランプは非常に明るく灯ります。トレインマークも含めて明るすぎるのですが、模型なので少々オーバーに光っても良いでしょう。
 
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EF66前面です。
大型模型なので、寄ると迫力があります。
 
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こちらは鉄博に保存されている実車です。庇の無い初期型なので少し顔つきが異なりますが、模型は実車の雰囲気をよく捉えていると思います。このアシェットの模型、あちこち気になるところが多いのですが、機関車の顔だけは良いと思っています。
 
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照明を点けたオシ24のレストラン部分を窓から覗きます。
無人なのが残念ですが、在りし日の食堂車の情景が蘇ってくるようです。
 
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オハネフ25も窓から車内を覗きます。
カーテンは省略してしまいましたが、寝台の上に置かれたリネン類や床のスリッパ等、リアルさを表現するのに一役買っています。窓際の梯子で上段に上っていきたい気持ちになります。
 
ディスプレイボードの組み立てをもって、一応このシリーズは終了となりました。1月27日に最終号が届いてから、時間を見つけては工作ばかりしていたような気がします。まだ細部の改良など作業は残っていますが、一区切りしたいと思います。しばらくは毎夜スイッチを入れて、単身赴任社宅の狭い部屋の中で一人、手酌で酒を傾けながら夜汽車での妄想旅を楽しんで参ります。いつも横浜を出たばかりの状態なのは仕方ないのですが・・・
 
前回はこちら

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2023年2月 5日 (日)

週刊「ナイトライダー」84号~88号 ボディパネルをとんどん取り付けていきます

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デアゴスティーニの週刊「ナイトライダー」の話題です。
 
80年代のドラマ「ナイトライダー」に登場するドリームカー「ナイト2000」の8分の1スケールのモデルカーを製作していくシリーズです。2月5日の日曜日の午後に84号から88号までの5号分が到着しました。
 
先週末はアシェットのブルートレインの工作をしていた為に、今週も続けて工作となりました。しかし最終盤で怒涛のパーツラッシュで膨大な作業となっていたブルートレインに比べ、通常の進度のナイトライダーは楽々スイスイ進みます。パートワークはすっかり月刊状態になっていますが、月に一度ならこのナイトライダーくらいの作業量が適当です。このシリーズも最終号ではそれなりの作業量になる事は予測されますが、ブルートレインの様な極端なものにはならないと思われます。これまでにかなり作業が進んでいるからです。
 
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さて、まずは84号から進めます。
 
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今号では右側のフロントフェンダーとボンネットをボディに取り付けていきます。ボディパーツがどんどん組み上がっていくのは完成が近づいていることを意識します。
 
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前号でウィンカーレンズを取り付けたフロントフェンダーを用意します。今回はエアインテークとホイールアーチライナーの取り付けを行います。
 
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フロントアーチライナーをビス止めしていきます。
 
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ボディーとボンネットを用意します。
ボンネットのヒンジベースのビス穴をボディの取付穴にはめ込みます。
 
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ボンネットのヒンジを4本のボルトでガッチリと固定します。
 
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2段リンク式のヒンジにより、かなり大きくボンネットを開くことが出来ます。ダンパーなどはありませんが、上げたまま落ちてこない状態になっています。閉めた時に固定するラッチ等はありませんが、ボンネットの重みがあるので勝手に開くことはありません。
 
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右側のフロントフェンダーを取り付けていきます。
内側からビス止めして今回の作業は終了です。ボンネット、フロントフェンダー、ドアのチリが合っています、この模型、なかなか高精度で作られていることが判ります。
 
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続いて85号に進みます。
 
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今号では左フロントフェンダーを組み立てます。右側と同じ作業となります。
 
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ウィンカーレンズをはめ込んでベースをはめ込みビス止めします。
 
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これで今回の作業は終了です。
 
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86号に進みます。
 
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今号ではフロントバンパーと左側のフロントフェンダーをボディに取り付けていきます。ずっと別管理となっていたいよいよフロントバンパーもボディと一体化します。付属パーツは少ないのですが、作業は非常に満足感を得られるものとなっています。
 
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まず左フロントフェンダーにエアインテークとホイールアーチライナーをビス止めします。
 
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フロントバンパーを用意し、スキャナーの上部にプロテクションシールを貼ります。ボンネットと接する部分なので保護するのでしょう。
 
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フロントバンパーをボディに取り付けていきます。
まずボディ先端中央部と右フロントフェンダーとフロントバンパーをビス止めします。左側は配線があるの左でフロントフェンダーの中に隠すように取り回します。
 
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ケーブルを挟み込まないように左フロントフェンダーをはめ込み、内側からビス止めします。
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いよいよボディのフロント部分が完成状態となりました。パーツごとのずれは無いようです。
 
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87号に進みます。
 
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今号では付属のリアガラスをボディに取り付けます。
更にヘッドライトの動作確認も実施します。
リアゲートはガラス部分とハッチゲート部分が一体化されています。
 
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リアガラスの上部にヒンジを二つ取り付けていきます。
 
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ボディ側にもヒンジをビスで固定します。
 
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フロント部分のライトとモーターの配線のみ接続してライトの点灯実験を行います。
 
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リアゲートを取り付けました。
リアゲートを開けた状態でも、ヒンジがかなり固い状態なので勝手に閉まることはありません。ダンパーが無いのに閉まらないのはかなり良く出来た仕様です。
 
 
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88号に進みます。
 
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今号ではボディのリアウィンドウにスポイラーとアウターパネルを取り付けます。
 
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リアゲートのパネルにスポイラーをビス止めします。
 
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リアゲートの内部にリアゲートインナーパネルをビス止めします。リアゲートを開けたらビスが丸見えになってしまいますが、仕方ありません。ガッチリ簡単に組み立てられる為に、私はこの部分は特に改良を行わない予定です。
これで今回の作業は終了です。
 
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リアゲートを締めた状態です。
ガラス部分が広いので、後方からでも車内が良く見えそうです。
 
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ボディはあとルーフ部分のガラスなどとリア部分の組み立てを残すのみとなりました。まだ20号以上シリーズは続きますが、このままノンビリペースで最後まで進むことでしょう。
 
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配線を噛まないようにボディとシャシーを組み合わせるのに時間を要しそうですが、それでもこれまでに制作したデアゴスティーニのモデルカーのシリーズに比べると、決して難しい部類ではないと思います。
仮組みすると、前から見ればほとんど完成状態です。
 
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後部はリアフェンダーや後部のコンビネーションランプやリアバンパーなど、まだ多くのパーツをこれから取り付けていくことが判ります。まだまだ工作は楽しめそうですし、最終盤に怒涛のパーツラッシュになる事は無さそうです。
 
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次号、89号ではルーフガラスが付属します。
実車はデタッチャブルタイプのガラスルーフですが、ナイトライダーの劇中ではバタフライ式に開閉するルーフパネルになっていました。開閉の仕組みは再現しないでしょうが、ボディパネルがどんどん取り付けられていくので、次号の工作が楽しみです。
 
前回はこちら

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2023年2月 1日 (水)

アシェット「ブルートレイン3車両をつくる」第118号~120号 まずは全号制覇!

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アシェットの「ブルートレイン3車両をつくる」の話題です。スペシャルスケールの1/32ダイキャストギミックモデルを120号掛けて作っていくシリーズです。1月27日の金曜日の夜に最後の3号分が配達となりました。
 
2020年の9月9日に創刊号が発売になってから2年4カ月半程経過しています。最終盤の115号以降は怒涛のパーツラッシュとなりました。最後は隔週刊に変更になりましたが、そりゃ毎号物凄い量のパーツを用意して梱包するだけでも相当な手間だったことでしょう。中盤以降、あまり工作が無い号が多かったので、もう少し計画的な配分をすれば良かったのにと思う次第です。パートワークでは最後にパーツラッシュとなる事はよくありますが、私の経験ではこのブルートレインのシリーズほど極端なものはありませんでした。
 
今回の残り3号、特に最終号の120号はそれだけで何万円ものキットを買ったかのような満足感を得られます。この残り3号分の工作には相当の時間が掛かりそうです。とりあえずは120号まで何とか一通り終わらせたいと思います。
 
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佐川急便のいつものドライバーさん、まずインターホンを鳴らしてから在宅を確認の上、トラックから荷物を運んできてくれました。とても大きな段ボール箱です。何を買ったのか!と思われるような大きさですが、内部は雑誌とそのオマケです。
これまでは4号分合わせても片手に乗るような量の時も多かったのに、最後はとてつもないものになりました。
 
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このシリーズは120号で終了ですが、121号から50号分の延長が決まっています。シリーズ中で製作する3両に加え、A寝台車のオロネ24を追加で製作するという内容です。120号で3両作り、延長分の50号で1両だけというのはちょっと計算が合わないですが、その分延長のA寝台車は様々な部分が細かい造形になっているようです。
 
しかし私は延長はしません。前回、延長の案内を頂いた後、WEBページのフォームを通して120号で終了する旨、申し込んでいました。
 
今回の梱包には121号も入っていました。既にまとめて梱包されているので省くことが出来なかったのでしょうか。4号分同梱しているが請求は3号分と箱の外のシールや内部の明細に記載されています。延長しない読者にも、一応A寝台車のクオリティの一端を見せてくれるようです。
 
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さて、とりあえず先に進みます。
118号から開封します。とにかく大量のパーツが入っていますし、冊子はまるごと組み立てガイドとなっています。ブルートレイン関連の情報記事は全く無くなりました。
 
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作業台に広げられないくらいの大量のパーツ。いつもは冊子のパーツリストと照らし合わせて欠品や不良が無いかを確認しているのですが、今回は組み立てながら見ていくことにします。全部確認していたらなかなか作業に入れません。
 
今号ではEF66をほぼ完成させ、オハネフ25も完成間際まで持っていきます。組み立て作業の一つ一つを解説していくと非常に長い記事になってしまうので、相当に端折って記録していきます。それでも相当の長さになります。何とか最後までお付き合いの程、宜しくお願いします。
 
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まず牽引機関車のEF66のパンタグラフを組み立てます。画像ではいきなり完成していますが、このパンタグラフの組み立てが地味に複雑です。かなりの時間を要します。EF66俊工時の菱形のPS17形のパンタグラフです。ちょっとバネの力が強すぎてパンタグラフが立ちすぎている感じではありますが、全体的にはシャープで良い感じです。
 
次号の119号で下枠交差型のPS22形パンタグラフも作成するので、両方を確認してどちらが良いかを決めたいと思います。パンタグラフを2種類も提供するなんて、このシリーズ、妙なところで凝っています。
 
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EF66にメイン基板を取り付け、床板を貼ります。3つの台車、前後の運転台からのケーブルをソケットに接続します。この後、床板の上にはギッシリと機器を接着していきます。何かトラブルがあっても取り外せません。
 
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EF66の屋根板を取り付けるのですが、運転台の後部の穴に屋根板の突起をはめ込むのが厄介です。六角形の穴に同径の丸い突起をはめ込む訳なので最初から無理があるんですが、きつくはめ込んで外れないようにするためにあえて穴の方を小さくしてあるわけです。
 
このEF66の模型は床板がヤワなので、この屋根板をしっかりと固定しないと両端の重い運転台が下がり気味になってしまいます。この突起と穴はしっかりとはめ込まないといけません。
 
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無理やりはめ込めないことも無かったのですが、樹脂製の屋根板を誤って破損させてもいけないので、突起を穴の形状に近づけてヤスリで六角形に近い形に削ることにしました。はめ込むだけでなく、多用途接着剤を使ってガッチリと接着していきます。
 
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EF66の屋根板の接着剤が乾く間にオハネフ25の方を組み立てていきます。寝台ユニットに布団や枕を設置します。カーテンも取り付ける指示があるのですが、このカーテンの質感があまり気に入りません。生地がしなやかでない上に、せっかく作り込んだ寝台部分がまるで見えなくなってしまいます。私は思い切ってカーテンは省略することにしました。これまでに取り付けたカーテンも全て撤去しました。冊子の試作品にもカーテンは取り付けられていないので、模型としてはそれでも十分に楽しめるでしょう。
 
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床パネルに最後の基盤を取り付けていきます。トレインマークの行燈を取り付けてある妻面を床板に取り付けます。しかし床板をかなり削らないと取り付けることが出来ません。あちこち削って取り付け、とりあえずは先に進みます。
 
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床パネルに寝台ユニットを全て取り付けます。床のコネクターに順次接続していきます。
 
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壁面や通路パーツ、屋根パーツなどを組み立てていきます。3両の内で最も進度が遅れていたオハネフ25も、ようやく完成が見えてきました。もうあと2号しか無いので完成間際なのは当たり前ではありますが。
通路のヒーターカバーが金属製エッチングパーツだったりして、やはり妙なところで凝っているシリーズです。
 
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118号でEF66はほぼ完成となりました。後はパンタグラフの接着とディスプレイ線路への設置です。ディスプレイ線路に置く車輪載せ台も二つ組み立てます。
 
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EF66の側面の形式番号の部分の帯がずれています。この部分の改良パーツが今回の配達分に同梱されています。簡単に交換できる部分なので、後日組み立ててみたいと思います。
 
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119号に進みます。
今回も冊子に情報記事は無く、全て組み立てガイドとなっています。
 
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今号ではEF66の下枠交差型のパンタグラフに加え、オハネフ25の全体を組み立てていきます。今回もパーツの照らし合わせによる確認は大変なので、組み立てながら見ていきます。とにかく、シリーズ中盤のチマチマした僅かなパーツだけの頃の何倍の量なのかと思います。
 
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地味に難しく時間の掛かるパンタグラフの組み立てからです。今回は下枠交差型のPS22形パンタグラフです。
模型で作っているEF66 43号機は、竣工時は菱形のPS17形が取り付けられていたのですが、晩年は下枠交差型のPS22Bに換装されていたようです。但し交換された時期は1990年頃と他の同型機関車に比べ比較的遅いので、この模型で製作している食堂車付きのあさかぜ号の頃は菱形パンタグラフでも良いような気がします。
 
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造形としては下枠交差型の方が格好良いような感じもあります。私は冊子の表紙の菱形のパンタグラフをずっと見ていたのでイメージ的にはPS17形なのですが、接着したら外せないので迷います。
 
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オハネフ25を組み立てていきます。前回に引き続き、壁面にパーツを取り付けます。壁面の椅子は座面を出して使用中の状態も表現できるという細かさです。
 
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車端部のエアコンの内部に照明の基盤を取り付けます。方向幕部分も光るようです。
 
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屋根部分に接続するコネクター基盤を固定します。
台座部分はビス止めではなくて接着なのが構造上の手抜きの様に思えます。
 
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通路側の壁面など組み立てていきます。外装を吸着させるマグネットも接着します。この部分はマグネットの極性を揃えなければなりません。
 
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一応側面と天井内側はマグネットで吸着させて仮固定できる状態になりました。車体が箱状になると完成状態が見えてきます。
 
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今回も最後にディスプレイセントの車輪載せ台を二つ組み立てて終了です。
 
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いよいよシリーズ最終号の120号です。
この120号のパーツが入った箱だけで、大きなキットを購入した気分になれます。一応特別価格で税込3999円となっていますが、パーツのコスト的には何万円分にもなりそうな気がします。とてもパーツを広げて確認できません。今回は箱に入れたまま、必要なものだけ取り出して欠品やエラーを都度確認していきます。
 
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まずオハネフ25の屋根周りから組み立てていきます。天井照明を取り付けます。LEDの位置が天井内側の丸い発光部分と合うようにします。
 
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天井照明、通路照明を作り込み、屋根と天井部分をはめ込んでいきます。
 
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寝台のユニットごとの丸い照明、通路の長い蛍光灯の照明がそれぞれ発行する仕組みです。
 
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寝台車内の備品をセットしていきます。スリッパとハンガーが付属しています。細かい小物の設置は楽しい作業です。
 
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浴衣も付属しているのですが、これがあまり良い感じではありません。カーテンと同様、質感が硬いのです。もっとしなやかなら良いのですが、これはあまり使いたくないので保留としておきます。
 
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ハンガーは上段寝台部分のみ設置しました。スリッパは見える範囲に設置します。寝台の踏み台もあるのですが、なかなか置く場所が無いのでとりあえず保留しました。
 
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屋根板と側板をマグネットで吸着させて取り付けます。
 
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あとは外装板の取り付けですが、マグネット吸着させる前に梯子や号車札枠を接着します。
 
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いよいよオハネフ25の外装板を車体に吸着させて取り付けます。
一番進度が遅かったオハネフ25は、一応これで完成形となりました。
 
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次に、完成間際で取り残されたオシ24の仕上げに入ります。
今号に付属されているオシ24の外装板の外側から業務用の扉や号車札枠を接着します。
 
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オシ24の壁面を取り付ける前に、椅子やテーブル等の備品を固定してしまいます。食堂車の内装部分はシリーズ延長やオプション販売でフィギュアの追加を期待していましたが、その望みが無くなった為に接着してしまうことにします。
 
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40脚の椅子の脚の底部分に接着剤を盛ってから床板に接着していきます。ピンセットを使って一つずつ慎重に置いていきます。
 
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椅子を置くだけで固定しないと、少し車体を動かすだけであちこちに飛んで行ってしまいます。これでようやく落ち着きました。
 
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花瓶やメニューや灰皿、料理などを適当に配置していきます。メニュー位はテーブルごとに設置したいものですが、それぞれ足りないので飛び飛びに設置します。
 
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食堂車の備品を固定出来たために、壁面の取り付けに移ります。
 
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側板にマグネットを接着します。車体側に吸着する様に極性を確認してから取り付けていきます。
 
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側板を車体に取り付けてから外装板をマグネットに吸着して仕上げます。これでオシ24は完成状態となります。オハネフ25は側面と妻面とのずれが気になりましたが、オシ24はピッタリと合いました。
 
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3両分のディオスプレイ台座を組み立てていきます。
6つの台座のパーツは組み立てガイドと照らし合わせて間違わないようにしないといけません。それぞれ微妙に形状が異なります。
 
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枕木を台座に接着していきます。
 
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3両分の接続コネクターは、EF66とオハネフ25は同じパーツですが、オシ24だけ配線の順番が逆になっています。ケーブルの色をよく見て区別するほかありません。
 
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台座に接続コネクターと車輪載せ台を固定します。客車2両の車輪は回転しませんが、車体の位置を正確にするために車輪載せ台を使用します。
 
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金属製の線路を台座の端から差し込んでいきます。一つの台座ごとに6本のレールを使用します。接着しなくても適度に固定しており抜けそうになることはありませんでした。
 
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車体をレールに載せます。
車輪載せ台の台車の車輪がピッタリ合うように載せると、接続コネクターの端子が車体の端子とピッタリ合うようになります。
 
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しかし車体のもう一つの台車との距離と車輪載せ台の位置が合っていません。オシ24だけじゃなくてオハネフ25の方も車体の方が台車間が長くなっています。接続端子の無い方の車輪載せ台は外した方が良いように思えます。
 
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結局、客車2両のディスプレイ線路は車輪載せ台を片方しか取り付けずに組み立てました。レール幅は少し広めですが、車輪はきちんと載るので滑車状の車輪載せ台が無くても問題ありません。
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ディスプレイ線路に一応完成した3両を載せました。
まだプレミアム購読の特典のディスプレイ台やカバーなどが届いていませんが、これで完成形がはっきりと見えてきました。
 
並べておくだけで相当の場所を取ります。これを3両連結して展示できるなんて場所のある読者はそんなにいないでしょう。早くひな壇状の展示台が欲しいものです。
 
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EF66のパンタグラフは菱形のPS17形にしました。あさかぜ号に今回製作した食堂車が連結されていた時分にはおそらくPS17形であった期間が長かったと思われますし、シリーズ中ずっと冊子の表紙で見てきたのでこの方が馴染みがあります。普段は畳んだ状態にしておきます。とはいえまだ接着していないので、次回の工作時間に固定する予定です。
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1両ずつ模型を眺めていきました。EF66は適当に設置したらディスプレイ線路に固定した通電の為の端子の場所が合いません。慎重に6軸全て車輪載せ台に載るように置けば端子はピッタリの位置になるようでした。
 
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最後の工作となるのは、ギミックをコントロールするワイヤレスコントローラーとスピーカー/電池ボックスです。コントローラーはマスコンハンドルとブレーキを模した形状で、結構質感が高くて凝っています。
 
しかしこのマスコンとブレーキ、電気機関車のものではなく電車のものです。模型で運転台を製作したので、これじゃ全然違うぞって判ってしまいます。まあそこまで細かい事言わなくてもよいでしょう。
 
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コントローラーはかなりの大きさですが、中身は殆ど空っぽです。基盤が一つとスイッチ、電池ボックスだけです。
 
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コントローラーに使用する電池は単4電池2本です。ワイヤレスになっているので、このコントローラーから伸びるケーブルはありません。これも無駄に凝っているところです。スピーカーと一つにまとめてしまえばワイヤレスにする必要もなくローコストに出来たようにも思えます。
 
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続いてスピーカー/電池ボックスを組み立てます。
動力は単2電池4本。単2電池はあまり使用しないので、新たに購入しました。
 
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コントローラーとスピーカー/電池ボックスが出来ました。
電池ボックスからはケーブルを伸ばしてディスプレイ線路から出ているケーブルに接続するのですが、今回は時間が無いので次回ゆっくり検証します。
 
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EF66のパンタグラフを上げると、あまりに立ちすぎていて不自然です。スプリングの力が強すぎるのかと思います。そのため、まだパンタグラフを接着出来ないでいます。
 
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EF66側面です。
 
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オシ24側面です。
この時は設置方向を間違えており、非公式側がこちらを向いています。
 
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オシ24については、天井や側面、妻面もピッタリと合っています。外装板は金属製なので、なかなか質感も良いように思えます。
 
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オハネフ25側面です。
通路側の窓から見える内装部分が良い感じです。
 
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問題なのは、後端部の妻面と側面の銀帯が合っていないことです。妻面は床板にビス止めしてあるので、ビス部分にスペーサーを入れて少し上に上げたいものです。
 
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オシ24の公式側の側面です。
テーブル上に置いた花瓶やメニューが良い感じに見えています。
 
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とりあえずは120号組み立てました。ディスプレイ台やケースがまだ届いていませんし、調整作業や仕上げを行う必要がありますが、一区切りとなりました。延長される方はまだ1年工作が続きますが、私は続けないのでこれ以降、新しいパーツはやってきません。
 
長く続けたパートワークの最終号を迎える際は、いつも本当に唐突です。結局、完成を目指して毎号楽しみに待って組み立てている時が一番楽しいのかと思います。
 
今後届く予定のディスプレイ台を待ちながら、細部の調整など進めていきます。
 
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