« 週刊「ナイトライダー」106号~110号 最終号、とうとう完成! | トップページ

2024年8月17日 (土)

アシェット「聯合艦隊旗艦 戦艦武蔵 ダイキャストギミックモデルをつくる」創刊号

00101

今週発売になったアシェットの「聯合艦隊旗艦 戦艦武蔵 ダイキャストギミックモデルをつくる」の創刊号を買って来ました。特別価格で299円(税込)です。本屋さんの店頭に大量に平積みされていました。

00106

全125号完結予定で、完成すると1/250スケール、全長1,052mmの巨大な戦艦の模型が出来上がることになります。船舶模型は細長いので、工夫すれば完成模型の置き場所を確保するために苦労するほどのことはありませんが、何にせよ気軽に始めると大変なことになるシリーズであることは間違いありません。

00102

これまでに週刊パートワークとしては同型艦の大和のシリーズは何度か発売されていましたが、武蔵は初めてではないかと思います。2015年にマイクロソフトの共同経営者で資産家の故ポール・アレン氏が、1944年のレイテ沖海戦でフィリピン・シブヤン海に沈没した武蔵の船体を発見しました。その時の調査で判明した各所の特徴を、今回の模型にも反映しているとの事です。武蔵は同型の一番艦の大和よりも改良されている部分が多いのですが、最高機密の中で作られたので、細部については現在は不明な点が多いのでしょう。

00103

創刊号のパーツは零式水上偵察機と左舷カタパルトです。創刊号だけで1/250スケールの水上偵察機が完成するので、水偵だけ複数欲しい場合は創刊号をたくさん買えば良いわけです。パッケージのゴミが大量に出てしまいますが、創刊号だけは299円と安いので、値段以上の満足度はありそうです。

00104

早速組み立てました。但し水上偵察機のクオリティはイマイチです。これは私は一つしか要らないなあ。カタパルトは可動式ですが、裏からビス止めせずにはめ込むだけなので簡単に外れそうです。創刊号のパーツを見ている限り、相当に工夫を加えないとまともに組み立てられないように思えます。接着箇所が多そうなので頑丈な模型にするのに苦労するでしょう。触るとあちこちパーツが外れる模型になりそうです。

00105

冊子の中の完成品はまだ試作模型でしょうが、写真を見ている限りは細部のディティールがかなり甘く見えます。特に艦橋部分の造形は緩い感じです。

00107

そして船体の上下のパーツが喫水線で上下に分かれていますが、その部分の隙間が目立っていて船の模型としてはよろしくありません。全長1m超の巨大模型なのに、船体に張られているワイヤーロープが省略されているのも残念なところです。製作者の多くは自身の技量で大幅に改良を加えないと、大枚をはたいて大きいのにゆるーい武蔵の模型を作ることになりかねません。長年たくさんの週刊パートワークを手掛けてきた経験から、創刊号を見るだけでもある程度の今後の展開は想像できます。

以前、単身赴任中のコロナ禍の無聊を慰める為にアシェットのブルートレインのシリーズを組み立てたことがありますが、冊子の組み立てガイド通りには到底組めない面倒な模型でした。今回の武蔵のシリーズも同様の苦労があるような気がします。

ということで、特に戦艦武蔵に大きな興味を持っていないこともありますが、今回も創刊号を買って満足しておきます。同一スケールでアシェットではなくてデアゴスティーニから発売になればやってみても良いテーマだなとは思います。しばらくは指先サイズの水上偵察機を手元に置いて楽しみます。

|

« 週刊「ナイトライダー」106号~110号 最終号、とうとう完成! | トップページ

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

YUJIさん、お久しぶりです。ちょうど一年ぶりですが、お変わり無さそうで何よりです。「武蔵」の船体の隙間は気になります。金属製船体の修正は難しそうですね。船舶はタイタニックの時に始めそうになりましたがようやく踏みとどまりました。唯一置けそうなピアノの上にはc57が占拠しているし現実には厳しいものがあります。置き場所のやりくりには限界があり😂しばらく「週間もの」は控えています。なかなか魅力的なものもなくて…今年はちょっと寂しいのです。

投稿: ウッシー | 2024年8月21日 (水) 14時46分

ウッシーさんご無沙汰しています。
1年振りの更新で申し訳ありません。お陰様で本籍地に帰って元気に過ごしております。

しかし興味を惹くようなパートワークが無いというか私の想像力が弱くなったのか新しいシリーズに取り組んでおりません。それなら昔のようにパートワーク以外の話題を記録していけば良いのですが、そのネタ探しも出来てませんね・・・

アシェットは新幹線0系が以前、栃木か茨城で試験販売していたので、多分購読しないものの一応模型のクオリティを確認するのを楽しみにしていたのですが、結局全国展開はありませんでした。大手2社とも大型模型の目ぼしいネタはやり尽くしてしまったのでしょうか。

投稿: YUJI | 2024年8月21日 (水) 20時29分

YUJIさんこんにちは。

小学生の頃からの読者です。
¥299はとてもお徳用ですし、カタパルトのギミックがあるだけでもすごい内容ですね!

小学生の当時、宿題のご褒美などで、限られた時間のネット使用でこのとろくさい日記を読むのがいつもの楽しみでした。
現在も趣味を継続され、更新されているようで何よりです。
当時、ここでもよく取り扱われていた「鉄道模型少年時代」の特典の車両が欲しかったにも関わらず、50巻分?揃えて応募するどころか、特典終了を知るという苦い思い出がありました。最もブログ内の走行している写真を見てますます欲しくなりました。

しかしながら最近、ポポンデッタのジャンク車両コーナーに行くとなんと!「里山交通 キハ2001」がぶら下がっていたではありませんか!

思わず衝動買いし、(さすがにジオラマではありませんが)よく走らせるなどして大事にしています。当時は無理でもあっさり叶ったことから、夢を諦めるのではないといういい教訓でした。

また、この経験に基づき、自分のNOTEに当ブログのことを言及させていただいてもよろしいでしょうか?

長文コメント失礼いたしました。
今後も更新を楽しみにしております。

追い風チエル

投稿: 追い風チエル | 2024年10月10日 (木) 14時45分

追い風チエルさん、コメント頂きありがとうございます。
放置していてこの記事も一年振りというさぼり状態なのに、読んで頂いて感謝しています。NOTEで言及して頂く事、問題ございません。
鉄道模型少年時代、懐かしいですね。ギミック満載にして皆さんと楽しんだ思い出があります。レイアウトと里山交通キハ2001もその他の全てのパートワークと共にまだ手元でそのままですが、長年動かしていないのでメンテナンスしないといけないですね。少しずつ届いて続けるという楽しみ、これからも続けたいのですが、加齢で眼の方が厳しくなってしまいました。

投稿: YUJI | 2024年10月10日 (木) 14時58分

90歳になりましたが、まだかろうじて生きています。このコメント無事届くか心配です。

投稿: honest | 2025年4月 2日 (水) 21時37分

honestさん、ご壮健で何よりです。
ずっとブログほったらかしで申し訳ございません。単身赴任から帰ってからも元気にやっておりますが、なかなか趣味ごと進みません。

投稿: YUJI | 2025年4月 3日 (木) 06時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 週刊「ナイトライダー」106号~110号 最終号、とうとう完成! | トップページ