「マイ3Dプリンター」68~69号 また延長!「idbox!パワーアップ編」全20号の予告あり
デアゴスティーニのパーツ付き組み立てマガジン「マイ3Dプリンター」の話題です。
今月の熊本地震を中心とする九州地震の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。遠方にて人的応援が出来ず、赤い羽根共同募金等にて応援をするのみにて申し訳ない限りです。一日も早く、通常の生活に戻れることを心よりお祈り申し上げます。
3Dプリンターのみならず、ブログ自体久しぶりの更新となります。ずっと意気が上がらず、放置しておくとそのままになってしまいました。何もしていなかったわけではありません。あちこち出かけたりしてそれなりにネタはあったのですが、なかなかブログに気が向かいませんでした。一度生活のペースから離れると、戻ってくるのが厄介なのです。
私にとっては毎号、3Dプリンターを使用する際のテクニックをほんの少しずつ小出しにされていて、お試しサイズの僅かなフィラメントがたくさん溜まっていくシリーズとなっています。まあ、あんまり意気が上がらず、3Dプリンター完成後に惰性で続けている感じです。
本編55号に続いて「プリント実践編」20号、そして今回更に「idbox!パワーアップ編」20号が刊行されるという案内チラシが入っていました。これはハードとしての3Dプリンターをパワーアップするという事の様です。
号数は76号から95号までの全20号。3Dプリンターのシリーズは全95号という長大なものになってしまいました。価格は毎号1,499円(8%税込)、ヒートベッド基幹パーツが付属する81号のみ1,998円です。
ヒートベッドや保温・防音シールド、オプションノズル、インシュレーター、ノズルファン等のパワーアップパーツが付属していきます。ヒートベッドはオプション販売するのではなく、シリーズで組み立てていくという方法になったのでしょうか。
結局、この3DプリンターではABSフィラメントは造形テーブルに定着させることが難しかったのでしょう。その際に、ヒートベッドを用いて造形テーブルを過熱させて保温することでトラブルが軽減するのかと思われます。
保温・防音シールドは、以前オプション販売されていたものかと思ったのですが、説明を読むと前面、側面に加え、天面も覆うと書かれているので、別のパーツの様です。
私はヒートベッドには興味がありますが、そこまでしてこの3Dプリンターを強化する価値があるのかについては疑問を感じています。ハードを組み立てていくのは楽しそうなので、申込期限の6月8日まで迷ってみようかと思います。現在のプリント実践編の前にパワーアップ編があれば、迷わず購読していたのに。
さて、今回のプリント実践編68号、69号を開封します。公式サポートページでは、Nゲージ鉄道模型のストラクチャーのデータがどんどんアップされるので、オリジナル建物の製作していくには便利なシリーズかもしれません。
今回付属のフィラメントは、これまでより更に少ない30g。。ホワイトの蓄光タイプと3Dプリンターノズル洗浄用です。あらゆるカラーは配布し終わったので、変わったタイプのものが付属してきています。
特にこの69号のノズル洗浄用は面白い。フィラメントの交換の際には、それまで使用していたものと混ざって汚くなりがちですが、それを解決するためのものの様です。PLAからABSに交換する時など、間に別の素材を通して残留物を押すわけです。
次号70号では、いよいよABSフィラメントが付属してきます。造形テーブルにうまく定着するかの実験を行うという事でしょう。表面処理を考えると、PLAよりABSの方が優れているので、どうしても次の段階に進むにはABSフィラメントを使いこなす必要があるのでしょう。
さて、66号で紹介されていた「idbox!で音楽を奏でる」の記事の「ラデツキー行進曲」のGコードデータがようやく公式サポートページにアップされました。ちょっと遅れていたようです。
マイ3Dプリンター公式サポートページ
http://deagostini.jp/site/mtp/pretop/download/index.html
3Dプリンターの本来の用途と異なり、ハードの動作音で演奏させようというのはとても楽しい。こういうことに真面目に取り組む方には本当に敬意を表します。
昔、ドットインパクトプリンタやフロッピーディスクドライブの動作音で演奏するという遊びがありました。こういうものには非常に高度なテクニックを要するのです。
早速私も自分の3Dプリンターで実験してみます。
造形テーブルは最下段のまま、プリンタヘッドは最上段で動きます。その動作が面白い。当然、ヘッドを過熱する必要はありません。
Gコードを読みこんだら印刷実行するだけ。フィラメントは出力されず、三角形を描いてヘッドが動いていきます。
動作状態の動画をアップします。
デアゴスティーニさんが公開されている動画と同じですが、自分の3Dプリンターがリアルに演奏しているのはちょっとした感動です。但し、音量が小さい。実際に演奏を聞いている分には問題無いものの、動画では良く聞こえないかもしれません。
idbox!ラデツキー行進曲
最初にデアゴスティーニのサウンドロゴ、次にシュトラウスのラデツキー行進曲の演奏が小気味良く流れます。
ウィーンのニューイヤーコンサートばりに手拍子しちゃうと全く演奏が聞こえないくらいのササヤカな音量ながら、しっかりとリズム、音程が取られています。メリハリの付いたテンポの良い曲が向いているのでしょう。3Dプリンターの出力もせず、しばらくこの演奏データで遊んでしまいました。
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