ペーパークラフト

2012年9月22日 (土)

海原電鉄in鉄道模型少年時代

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の組み立ての話題です。

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先日、銭婆の家も完成して、このキットの組立作業は完了しました。元々の目的であった付属品の海原電鉄の車両の動力化も成功し、ヘッドライト、テールランプ、室内灯を点灯させての走行も可能になっています。映画の世界の中のようなジオラマを製作するのは大変なので、とりあえずは既存のレイアウトを走らせることにします。

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走行の前にディスプレイケースに入れて飾って楽しみます。車両の長さが短いので、1両用のケースで2両とも飾ることが出来ます。
しかし、走行性能を優先したために車両間の隙間が広すぎて、眺めていると萎えます。

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用意したのは、講談社のパートワークの「鉄道模型少年時代」です。
完成してしばらくは楽しんでいましたが、それからはずっと隣室のタンスの上に置きっぱなしになっていました。かなりの長時間かけて電飾の追加やディティールアップ作業を行ったものなのに、完成すると興味が薄れてしまうのです。

単行のディーセルカーがゆるゆると走るのが似合う里山の夏祭りの光景を再現したジオラマですが、果たして海原電鉄の車両は溶け込むことが出来るでしょうか。

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映画の中の、水を切って走る光景が印象深いので、そのまま置くと場違いのような感じですが、車両自体は古くてローカル色豊かなので、そんなに似合わないわけではありません。パンタグラフの無い車両なので、非電化の里山交通路線でも矛盾しません。鉄橋を渡る光景は、なかなか良いものです。

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ジプリワールドに出てくるかもしれないような、萱葺きの屋根と車両がマッチしています。低速走行でもヘッドライトが明るく灯るので、電飾満載のこのジオラマでも寂しいことはありません。

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2両連結の車両を、カーブのきついミニレイアウトで走らせると、どうしても車両間の隙間が気になってしまうものです。こればかりは諦めざるを得ません。
自己改造した自動踏切は正常に作動しています。

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里山駅に入線する海原電鉄の光景です。
普段は単行のディーゼルカーが止まる短いホームですが、2両編成の海原電鉄車両でもギリギリ納まります。
ホームで待っている方々から見ると、何とも今日は変な車両が入ってきたと思われることでしょう。下手に乗り込んだら何処に連れて行かれるか判らないので、見送って頂きたいものです。

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C140のカーブは曲がれると思っていたのですが、このジオラマを走らせていると、少々車輪が空回りする感じです。2両連結の状態だと、内側の台車が車体に干渉してしまう様子です。あまり無理に走らせられるものではありません。

現在製作中の「週刊SL鉄道模型」でも走らないことは無いでしょうが、期待は出来ません。

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ということで、木製ベースにエンドレスレールを敷いて試運転が出来るようになった「週刊SL鉄道模型」に設置します。殆ど何にも無い素寒貧の光景です。

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やっぱりC140のコーナーでは車輪が空転しているような音が出ます。完成後もあまり走らせることは出来ません。

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ミニレイアウトでは走行自体は少々無理があるものの、古びた流線形のデザインが、里山の夏祭りの中を通過していく光景は悪くありません。つい長時間楽しんでしまいます。

後は、この車両を収納するケースを用意したいものです。いつまでも作業台の隅っこに置いていくわけにはいきません。

前回はこちら
さんけい「銭婆の家と海原電鉄」一応完成です

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2012年9月19日 (水)

さんけい「銭婆の家と海原電鉄」一応完成です

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の組み立ての話題です。

前回、ようやくキットの本体部分である銭婆の家の組み立てを開始しました。途中まで作ったところ、組み立てはかなり簡単だと感じています。このキットで最も難しいのは、海原電鉄の車両の部分かと思います。

今回は、一気に銭婆の家を完成させて、キットの組み立てを完了したいと思います。車両を動力化して完成させてから、随分と時が経ってしまいました。

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銭婆の家で特徴的なのは、大きな屋根のパーツです。萱葺き屋根を、屋根シートを貼り付けて表現することになっています。

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組み立て説明書を見ながら、屋根パーツの端部を折って接着していきます。

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屋根を建物に取り付けると、一気に感性が近づいたような気がします。

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屋根シートを切り抜きます。
切った屋根シートの断面部分は、水性カラーペンのグレーで塗っておきます。切断面が白いままだと、完成後に目立つのです。このあたりのことは、組み立て説明書にも明記されるようになりました。

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屋根の頂上部分には、多くのパーツを貼り合わせて厚みを持たせる構造となっています。しかしその多くの部分が説明書では省略されており、指示通り組み立てると多くのパーツが余ってしまいます。間違いの補足のために、一枚の追加解説書が入っています。

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説明書では、薄くペラペラの屋根シートの裏側に接着剤を塗るのではなく、屋根側に塗るという指示がなされています。確かに屋根シートに接着剤を塗ると、水分のために丸まってしまって処置に困ることがあります。

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屋根シート、煙突、屋根の中央部のパーツを貼り付けていきます。
表面に模様がプリントされた紙を貼っただけですが、ちゃんと萱葺きの屋根の情景になっています。

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入口のアーチの装飾板や、窓のブラインドを取り付けていきます。
これで建物本体はほぼ完成です。

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建物本体が出来たら、アクセサリー部分の組み立てです。
入口のアーチには、カンテラを吊るします。このカンテラは、手が伸びてピョコピョコ移動できるようになっています。つまりカンテラは一つしか無いはずなのですが、このキットでは、アーチに吊られている状態と、ピョコピョコ歩いている状態との二つとも表現できるようになっています。

このカンテラにLEDを仕込んで点灯させようかと思っていましたが、非常に小さくて形を損なわずに点灯化を行うのは困難です。やってやれないことはありませんが・・・。今日の時点では、点灯しない状態にて組み立てておきます。

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これで銭婆の家は完成です。かなり簡単な建物でした。
付属の人形パーツを切り抜いて配置すると、映画の中の光景を思い起こすことが出来ます。

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但し、銭婆の家はこの母屋だけでなく、離れや納屋、そして周囲の畑などが一体となって独特の光景を作り上げていました。この建物だけ手にしても、あまり雰囲気があるものではありません。

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銭婆の家、そして沼の底のホーム、海原電鉄の電車と、キットに付属していた全てのパーツの組み立てが終わりました。海原電鉄の車両以外は、今後登場することが無いかも知れません。キットの組み立てが中途半端で中断してしまっており、寂しく感じていましたが、これでようやく一件落着となりました。

前回はこちら
さんけい「銭婆の家と海原電鉄」キットの本体部分の銭婆の家の組み立て開始

次回はこちら
海原電鉄in鉄道模型少年時代

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2012年9月17日 (月)

さんけい「銭婆の家と海原電鉄」キットの本体部分の銭婆の家の組み立て開始

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の組み立ての話題です。

このペーパーキットのオマケとも言うべき車両に多大な時間を掛けて改造してきましたが、ひと段落してようやく本体とも言うべき銭婆の家を組み立て始めることにしました。通常の組み立て手順では購入後、最初に手掛けるはずのものです。

車両完成後にすぐ手がけたかったのですが、9月に入ってずっと忙しい日が続いていたので、ズルズルと遅くなってしまいました。

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さんけいの他の建物のキットと同様、パーツの厚紙を貼り合わせて立体感を出すという組み立て方です。正確な場所に貼りあわせれば、ピッタリとパーツ同士を組み合す事が出来ます。まずは四方の壁部分から組み立て開始です。壁を貼り合わせて窓部分を取り付けます。

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入口部分の特徴的なアーチの内側には、花柄模様をプリントしたシートを貼り付けます。組み立て説明書には書かれておらず、補足解説の紙に書かれていました。
さんけいのホームページからリンクしている「みにちゅあーとブログ」にも書かれていた内容と一緒です。

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このアーチ部分のシートは慎重に貼らないとずれそうなので、壁の状態の内に張っておくことにします。建物完成後だと貼り難そうです。

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銭婆の家は窓の部分が少ないので、内側からプラ板を貼る箇所も僅か6箇所です。一一辺14mmの正方形にカットしてから窓の内側に貼ります。

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屋根の骨組みを作ります。
縦横の梁を組み合わせてから天井板にはめ込もうとしましたが、うまくはまってくれません。一旦組んだ縦横の梁を分解し、2枚の横梁を先に差し込んでから、縦梁を組み合わせてはめ込むことにしました。

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天井裏部分は屋根を貼ってしまうと見えなくなるので、接着剤を塗りこんで、ガッチリ固めることにしました。

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天井パーツに、4辺の壁を取り付けていきます。
この建物は単純な四角形なので、パーツの組み合わせは簡単です。

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四方の壁を取り付けたら、床板を接着するという指示です。
建物の電飾を行おうと思ったら、この時点でLEDを建物内部に仕込んでおかなくてはなりません。この建物をジオラマにおいて活用しようとは思っていないので、LEDによる電飾にもあまり食指が動きません。素組みして楽しもうと思います。

簡単なキットとはいえ、工作を始めた時間が遅かったのであまり進みませんでした。続きは後日行うことにします。

前回はこちら
さんけい「銭婆の家と海原電鉄」の沼の底ホームの作成

次回はこちら
さんけい「銭婆の家と海原電鉄」一応完成です

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2012年9月 5日 (水)

さんけい「銭婆の家と海原電鉄」の沼の底ホームの作成

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の組み立ての話題です。

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前回までに、海原電鉄の車両のNゲージのレール上走行化、及びヘッドライト、テールランプの点灯化改造を行い、何とか終了しました。しかし、このペーパーッキットの本体とも言うべき銭婆(ぜにーば)の家については全くの手付かずです。

車両が欲しくて買ったキットなのだからしょうがないのですが、組み立てていないパーツがゴロゴロあるのは気になるので、少しずつ組み立てを手がけていくことにしました。まずは海原電鉄のホームからです。千尋が銭婆の家に向かうときに降りた「沼の底」駅のホームであると思われます。

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映画の中の沼の底駅は、朽ち果てて腐る寸前のような荒れ果てた駅でした。しかしこのキットでは、真新しいホームに仕上がりそうです。汚くしたければ、完成後にウェザリングを施すことになるのでしょう。
まずはホームの土台部分からの組み立てです。ホームだけの無人駅なので、簡単に組み立てられそうです。

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土台部分を組んでから、天板部分を貼り付けます。
説明書では、天板内側と外側の板を貼り合わせてから土台に取り付けるように書かれていました。しかし、天板は最後に接着した方がキレイに仕上がりそうです。

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ホームを組み立て、ベース部分に接着します。
ホームの組み立てでは、ブロック状の模様を側面と上面共に合わせる事がポイントです。単純な形状なので、それ以外に気にする部分はありません。

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枕木とレールを貼り付けます。
本来、ディスプレイモデルであるこのキットは、この紙製レールの上に車両を固定するようになっています。動力化改造した私としては、紙製のレールなど固定しないほうが良いのですが、まあ解説どおりに組み立てて楽しむことにします。

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ホーム上に設置するのは、この時計のパーツのみです。他には何にもありません。
映画の中では、沼の底のホームの時計は朽ち果てていて、時計として機能していないのはもちろん、何やら垂れ下がっている感じでした。模型でも何だか垂れ下がったような表現があります。

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時計が傾いていますが、これは取り付け不良ではありません。組み立て解説でも傾けて取り付けるように指示されています。映画の中でも、お辞儀しているように傾いていました。

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ホームが完成したので、海原電鉄の車両を設置します。レール幅が車輪とピッタリです。

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すっかり暗くなってから、千尋たちを乗せた列車がこの沼の底ホームに入ってきました。誰もいないホームに下りた光景を思い起こします。

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ホームの工作は簡単なので、あっという間に出来てしまって物足りない気分です。
続いて銭婆の家も組み立ててみようかと思います。

前回はこちら
走る!灯る!海原電鉄車両の走行改造完了

次回はこちら
さんけい「銭婆の家と海原電鉄」キットの本体部分の銭婆の家の組み立て開始

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2012年9月 2日 (日)

走る!灯る!海原電鉄車両の走行改造完了

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の海原電鉄車両組立ての話題です。

付随車のライト点灯改造が終わり、2両編成の車両のNゲージ化がほぼ完了しました。元々は、動力化やライト点灯など全く考慮されていないペーパーキットです。しかしボディの剛性が結構高かったことと、汎用性の高い鉄コレ動力のお陰で、何とか安定走行、及びライト点灯させることが出来ました。

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ライト点灯改造は、先に行った動力車と基本的には同じです。動力ユニットのスペースがないために、回路を納めるスペースの余裕があります。

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車体には1灯のヘッドライト、2灯のテールランプを取り付け、レンズ部分には、Hアイズミニが接着してあります。

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動力車は、室内灯設置スペースを確保するために、吊革パーツを切除しましたが、付随車の方は温存します。

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自作の室内灯ユニットです。夕庵式室内灯を参考にさせて頂いています。
自作のスイッチングダイオードとCRDを組み合わせて砲弾型白色LEDに接続し、LEDの先にはタミヤのソフトプラ棒を接着しています。

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ヘッドライトとテールランプの点灯回路です。
整流用ダイオードとCRDの回路の中に、タンタルコンデンサと2kΩのチップ抵抗を組み合わせています。コンデンサと抵抗は、進行方向と反対側のライトのちらつきを抑えるためです。テールランプの方は暗く灯すために、更に2kΩの抵抗を挟み込みます。
市販の点灯ユニットに比べて、何とも不細工な自作回路ですが、私は他に安定点灯させる方法を知らないので仕方ありません。

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集電は、Bトレインショーティー用走行台車から行います。
Bトレ走行台車は集電台車となっているので、改造が楽なのです。台車の集電板に直接0.2mmのポリウレタン線を半田付けしました。細い線を使うと、何とか台車の動きに対応出来る物です。Bトレ用集電板の発売を心待ちにしています。
当初は片方の台車からのみ集電を行っていましたが、ライトの安定点灯のために、結局両方の台車から集電することにしました。

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室内灯、ヘッドライト、テールランプの回路をそれぞれ接続します。
室内灯の発光部は、吊革パーツでうまく隠れます。

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シャシーにボディを被せます。
この段階では、集電は後ろの台車からのみ行っていますが、走行時にライトが安定しないので、前後双方の台車からの集電に切り替えています。Bトレ用ウェイトを車内と床下に貼り、集電性能を高めました。重量のある動力車に比べて、付随車は安定集電に苦労します。
せっかく車内にシートを設置したので、千尋やカオナシ達を乗せたかったのですが、ケーブルが多くて邪魔な上に全く目立たないので断念しました。

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動力車、付随車共にライト取り付け完了です。室内灯の灯りがササヤカですが、部屋を暗くすると、ちゃんと灯っていることが判ります。

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進行方向では、ヘッドライトが点灯します。LEDがレンズのすぐ後ろにあるので、非常に明るく灯ります。劇中でも、夜間にライトを点灯させて走行している光景が印象的でした。

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後尾の車両では、テールランプが点灯しています。
千尋が沼の底の駅で降りて、ホームに佇んでいる間に列車が行ってしまう時に、テールランプが輝いている光景を思い起こします。

走行実験中の動画です。

カーブレールはTOMIXのC140です。これ以上の急カーブの走行は困難です。
付随車にウェイトを積んだことにより、安定したライト点灯が実現しました。やれやれ、小さな車両の改造に何とも長い時間を要したものです。

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このキットは海原電鉄が主役なのではなく、あくまで銭婆の家のキットに車両が付属しているものです。銭婆の家も作るべきなのでしょうが、イマイチ意気が上がりません。映画の中の銭婆の家は、キットの母屋だけでなく、離れや納屋があり、周囲の畑等と相まって、独特の長閑なイメージがありました。それに、千尋たちは銭婆の家に向かう際、海原電鉄の沼の底駅から少し歩いていたので、車両のすぐ隣に銭婆の家があるのも不自然です。私は何やらヘリクツを並べて、意気の上がらない工作から逃げているようでもありますが・・・。

とにかく、念願の海原電鉄のNゲージ化が終わったので、今夜はちょっと良いお酒で乾杯します。

前回はこちら
さんけい海原電鉄 動力車のライト取り付け作業

次回はこちら
さんけい「銭婆の家と海原電鉄」の沼の底ホームの作成

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2012年9月 1日 (土)

さんけい海原電鉄 動力車のライト取り付け作業

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の海原電鉄車両組立ての話題です。

前回の作業で、劇中と同じ2両編成の状態で、Nゲージのレール上の走行が成功しました。走るだけで満足しても良かったのですが、それに加えてヘッドライトとテールランプ、及び室内灯の点灯改造を行います。

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ボディパーツの内側から、テールランプ用の赤色チップLEDを取り付けます。テールランプ部分に穴をあけておき、内側部分にチップLEDを直接接着します。そのままだと動力ユニットに干渉するので、動力ユニット側のLED設置部分を削り取っておきました。
ヘッドライトは車体組み立て時にLEDを仕込んでいます。

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テールランプのレンズ部分には、Hアイズミニの1.2mタイプを取り付けます。LEDからの導光用に、内部に光ファイバーを通しています。極短いものですが、結構効果があるものです。
LEDの取り付けに瞬間接着剤を使用したので、前面窓の内側が白化してしまいました。動力ユニットへの組み付け前に、指にコンパウンドを付けて磨いておくことにします。

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ボディの内側にLEDの光が漏れないように、ラッカー系塗料のつや消しブラックで遮光します。

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室内灯を作成します。
室内灯は、夕庵式室内灯を参考にさせていただきました。直径3mmのタミヤのソフトプラ棒の表面を耐水ペーパーで擦ってマットにした状態のものを、先端を平らに削った砲弾型白色LEDに密着して接着します。

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極性が変わってもLEDが点灯するように、整流ダイオードを4個つなげて作った自作スイッチングダイオードを作り、15mAのCRDを挟み込んで回路を作成します。コンデンサを挟み込まないと多少ちらつきが生じますが、ヘッドライトやテールランプほどには気にならないので、これで回路完成とします。

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室内灯を天井裏に取り付けます。
その後、ヘッドライトとテールランプの自作回路を接続し、結線します。
室内灯の上に回路を設置してしまったので、この動力車の室内灯はあまり明るく灯らないと思います。

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動力ユニットの集電シューにポリウレタン線を直接半田付けして電源とします。感性模型に比べると、あまりスマートな方法ではありませんが、確実に集電できます。

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ヘッドライト、テールランプの点灯方向を確認してから、集電ケーブルとライトの回路のケーブルを繋ぎます。

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ボディを被せて点灯実験です。
進行方向側のヘッドライトが明るく点灯します。パワーパックにTOMIXのN-1001CLを使用すると、停止状態から明るく灯ってくれます。室内灯は予想していた通り、ササヤカな灯りとなりました。後部の付随車では明るい車内を実現したいものです。

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後部側では、テールランプが点灯します。
テールランプの回路には、2.2kΩの抵抗が挟み込んであるので、ヘッドライトに比べてかなり暗く灯ります。

動力車のライト点灯改造はひとまず成功です。
後は付随車となります。長く続けてきたこの海原電鉄のペーパーキット改造も、ようやく先が見えてきました。

前回はこちら
さんけい海原電鉄2両編成にてとりあえず走行実験成功!

次回はこちら
走る!灯る!海原電鉄車両の走行改造完了

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2012年8月29日 (水)

さんけい海原電鉄2両編成にてとりあえず走行実験成功!

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の海原電鉄車両組立ての話題です。ディスプレイモデルのペーパークラフトである車両を、Nゲージのレールの上を走行させる計画を進めています。

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前回、TOMYTECの鉄道コレクションの15m級Nゲージ動力ユニットのTM-04の改造版をボディに被せて動力車のレール走行を実現しました。単独ならば、C140のカーブレールの通過も可能です。作成中の「週刊SL鉄道模型」のジオラマの走行の目処が立ちました。

しかし海原電鉄は2両編成のために、もう一両の付随車も作成しなくてはいけません。キットのシャシー部分は紙製なので、台車を取り付けるのは困難です。シャシーは自作する必要があります。

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シャシーは、Bトレインショーティーのものを改造して使用します。でもBトレじゃ、全くホイールベースが合いません。そのために2両分のシャシーを組み合わせて作成します。ニコイチのシャシーです。
最初は鉄道コレクションの15m級のシャシーを改造しようかと思ったのですが、Nゲージ化を実現した後にライトの点灯に進みたいので、集電シューの付いている台車であるBトレのオプションの走行台車を使用することにしました。鉄コレ走行台車からの集電にはかなりの改造が必要であり、Bトレ走行台車とBトレシャシーを使用する方が手間が少ないと考えたのです。

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2両分のBトレシャシーを、車両の長さに合わせてカットしました。台車前後のオーバーハング部分は手を加える必要がありませんでした。

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カットしたBトレシャシーは、瞬間接着剤を用いて接着します。ゼリー状瞬間接着剤を隙間に充填するようにして、頑丈に固めます。ニコイチシャシーの下手くそな溶接のように盛り上がった部分は、乾燥後に削り取りました。

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シャシーの内側には、オリジナルパーツから切り離した床板とシート部分を接着しました。動力車側のインテリアはありませんが、付随車側くらいはササヤカにシートくらい取り付けたいものです。床板パーツは、ニコイチのシャシーの補強材の役割も担っています。千尋とカオナシ達を乗せることが出来るかもしれません。

但し、シートをそのまま付けると背もたれ部分が高すぎて窓の下端からはみ出します。1mm程度切除して低くします。

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台車には、動力車と同様にオリジナルパーツの台車モールドを接着します。
小さすぎて車輪の表面が丸見えですが、Bトレの台車モールドを取り付けるとボディに被せられないので、ペラペラの紙製のモールドを使用します。パソコンで自作しても良いかもしれません。

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動力車と付随車の車高を調整して合わせてボディを被せ、これで2両編成のNゲージ化は一旦完了です。汎用性の高い鉄コレ動力のお陰ではありますが、問題なくスムーズに走行します。何度も調整しながら作っているので結果はわかっているとは言いながら、やっぱりこの瞬間は嬉しいものです。付随車にウェイトを積まなくても安定走行します。

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横から見ると、連結部分がやたらと広いことが判ります。台車が極端に車端にあるからです。でもある程度広くしておかないと、目標としているC140のカーブレールが通過できないのです。ここはリアリティよりも走行性能を優先しました。

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連結状態にて、C140のカーブを楽々通過します。これで講談社の「週刊SL鉄道模型」のジオラマを走行させることが出来ると思います。しかし更に小半径のC103の通過は無理でした。車体のスカート部分に台車が干渉します。スカートを切除するのはイヤなので、C103通過は潔く諦めることにしました。

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海原電鉄の車両を、Nゲージのレール上で走らせることは成功しました。
今後はヘッドライトとテールランプを点灯させたいものです。ヘッドライト部分には、組立時にLEDを仕込んであります。テールランプはLEDの取り付け部分を工夫する必要があるので、かなりの時間を要します。

市販のNゲージ車両のライトユニットを使用せずに、自作回路を組み込む予定です。多分、動力化よりもずっと時間が掛かるでしょう。一旦作業を一区切りとして、後日再開したいと思います。

前回はこちら
海原電鉄のNゲージ化、まずは動力車を走らせます

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2012年8月25日 (土)

海原電鉄のNゲージ化、まずは動力車を走らせます

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の海原電鉄車両組立ての話題です。

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ディスプレイモデルのペーパークラフトである車両を、Nゲージのレールの上を走行させる計画を進めています。動力は、TOMYTECの鉄道コレクションの15m級Nゲージ動力ユニットのTM-04の前後のオーバーハング部分を切り詰めて、ボディに無理やり被せる方法にて目処が付きました。細部をきちんと仕上げ、とりあえず動力車だけでもレール上を走行できるようにしていきます。

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前回、長さを調整した動力ユニットを被せた際、車内の吊革パーツに干渉していることがわかりました。このキットは車内の吊革まで丁寧に再現してあるのですが、リアルなインテリアは、Nゲージ化の際には妥協して諦めなければなりません。せっかく作成した吊革部分ですが、周囲の天井ごと切除します。

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天井裏部分には、今後ライト点灯化のための回路や室内灯などを設置したいので、吊革部分だけでなく大きく天井を切除します。補強材まで取り払ってしまいましたが、ボディの強度には大きな問題は無さそうです。

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車両後部の妻面の下部は、動力ユニットの台車から伸びているカプラーと干渉するので切り取ります。
とりあえずは左右のバッファーは取り付けたままにしておきます。2両連結時にカーブが曲がれないようならば、このバッファーの部分も切除しなくてはなりません。

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動力ユニットがボディに深くはまり込まないよう、サイド部分にL字形に曲げたプラ板を貼り付けます。このプラ板が、側壁の内側のスリットにはまって、動力ユニットを固定する仕組みです。車高は、このL字プラ板の取り付け位置で調整します。

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台車には、キットのオリジナルパーツの台車モールドを接着します。
全く大きさが合いませんが、雰囲気は上々です。鉄道コレクションの動力ユニットに付属している台車モールドだと厚みがあるので、ボディのスカートの内部に入らないのです。

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ボディを被せて固定し、一応動力台車の取り付けが出来ました。後ろの台車モールドの位置が、ボディのスカートの切れ込み部分と合いませんが、元々ホイールベースが合っていないのだから仕方ありません。

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この状態にて、Nゲージのレール上の走行は可能となりました。目標としていたC140の線路の通過も楽々です。
海原電鉄は2両編成にて、もう一両付随車を作成する必要があります。2両連結させた状態で、C140のカーブレールを走行できるようにしなければなりません。付随車はシャシー部分を自作する必要があるので、日を改めて作成実施します。

前回はこちら
さんけい海原電鉄車両のNゲージ化改造開始!

次回はこちら
さんけい海原電鉄2両編成にてとりあえず走行実験成功!

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2012年8月22日 (水)

さんけい海原電鉄車両のNゲージ化改造開始!

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の海原電鉄車両組立ての話題です。ディスプレイモデルとして設計されている海原電鉄車両を、何とかNゲージのレール上を走行させたいと、無謀な挑戦を続けています。

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車両を走行させるのに加え、ライトを点灯させたいために、ヘッドライト部分にチップLEDを仕込みます。5枚のパーツを重ね合わせてあるヘッドライトユニットの中央部分を穿って、河合商会のケーブル付き1.6mmチップLEDを埋め込みます。ライトのレンズ部分には、Hアイズミニを速乾アクリアを使用して接着します。

レンズの直径は、紙のパーツと同じ2.5mm。少々オーバースケールです。映画の中の車両なので、気にしないことにします。かなり明るく灯ってくれるでしょう。

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天井に穴をあけ、チップLEDのケーブルを車内に通します。
線の取り回しは後で考えるとします。点灯回路についても、どこに取り付けるのかはまだ決めていません。

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LEDの点灯実験です。
チップLEDの直接照明の為に、異常に明るく輝いています。映画の中では、夜の走行シーンが印象的なので、ライトは輝かせたいものです。

テールランプは、シャシーや動力と干渉しそうな位置にあるために、LEDの取り付けは先送りとします。

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動力ユニットは、まずTOMYTECの鉄道コレクションの15m級Nゲージ動力ユニットのTM-04を改造してみることにします。

海原電鉄の車両は微妙な大きさであり、ぴったりはまるものがありません。12m級だと短すぎるし、この15m級だと大きすぎるのです。

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この鉄コレ15m級動力を手にすると、懐かしい思いがします。
講談社さんのNゲージジオラマ製作マガジンの最初のシリーズの「昭和の鉄道模型をつくる」の創刊号車両、「モ1031形」の走行ユニットと同じものだからです。シリーズに付属してきたものを含めて4台くらい手元にありますが、既に車両にはめ込んだものを外して使用するのは抵抗があるので、あらたに購入しました。最近再生産されており、現在模型屋さんの店頭に並んでいて簡単に入手することが出来ます。

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この15m級動力は、2つの台車の内の一つだけが駆動するタイプです。4軸駆動する他の動力に比べて走行性能が低く、安定走行させるのが難しいのであまり使いたくないのですが、付随台車側のシャシーを削ってホイールベースを短縮させることが出来るという利点があります。実際に、カズキさんが12m級の「週刊SL鉄道模型」の創刊号車両に適合するようにホイールベースを縮めて、走行を可能にしておられます。

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この動力を、海原電鉄車両と並べてサイズを確認します。
当然ながら、長さが合いません。幅は問題無さそうです。

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ボディを上に被せてみます。
当然はまりませんが、思っていたよりも微妙な差であることが判りました。リスクを負ってシャシーを削ってホイールベースを短くするにしても、ホンの数ミリのことになりそうです。

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この車両、ディスプレイ用の台車が鉄道車両としては異常に小さくデフォルメされています。そして極端に車端に取り付けられています。鉄コレ15m級の動力は、ホイールベースを縮める事無く、前後のオーバーハング部分を削れば、ボディに収まりそうな気がします。

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ニッパーを使用して、動力台車の前後のオーバーハング部分を少しずつ詰めていきます。ギリギリまで攻めていくと、元パーツの床板部分と同じくらいの大きさになってきました。

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これでとりあえずはボディを被せることが出来るはず、と思って乗せてみると、車内の吊り革がモーターとウェイト部分と干渉します。動力車の吊り革は切除する必要があります。

ただ、これではボディを被せただけで走行するわけではありません。台車が左右に振れませんし、連結部分の妻面が邪魔でカプラーが取り付けられません。映画内の車両の形状をかなり忠実に再現してあるこの模型は、ボディ自体をかなり改造しないと走行させられません。

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鉄コレの台車モールドを取り付けると、車体のスカート部分と干渉します。凹凸のあるモールドは使用不可能です。それと、予想通りテールランプ部分は動力台車と干渉するので、ライトの裏側にLEDを取り付けることが困難です。

使用する動力台車の目処は立ったものの、Nゲージ化にはまだ時間が掛かります。焦らず作業を進めていきます。

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海原電鉄車両の組み立て自体は簡単だがNゲージ化は困難か!

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海原電鉄のNゲージ化、まずは動力車を走らせます

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2012年8月21日 (火)

海原電鉄車両の組み立て自体は簡単だがNゲージ化は困難か!

さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の海原電鉄車両組立ての話題です。

このキットの本体とも言うべき銭婆の家はとりあえず放置して、海原電鉄の車両を先日作り始めました。150分の1スケールなので、Nゲージの鉄道模型と同じ縮尺です。魅力的な車両なので、何とかNゲージ化してレールの上を走らせたいのですが、走行を想定していない構造の為に、結構苦戦しています。尚、説明書通りディスプレイモデルとして組み立てるのなら、さして難しいキットではありません。

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さんけいからは、「なつかしの電車」シリーズと称して150分の1スケールのペーパークラフト電車キットが発売されています。そちらはTOMYTECの鉄道コレクションの15m級動力を取り付ければレール上を走行できるようになっていました。しかしこの海原電鉄の模型は完全なディスプレイモデルとして設計されています。

映画の中の世界通りに内装も作りこんでいくので、工作は非常に楽しいものがあります。しかし、床板に側壁を接着していくという組み立て説明書の作り方では、車両のレール上の走行は不可能になります。車体部分を分離できるよう、動力化に望みを繋いだ工作手順にて進めたいと思います。

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ペーパークラフトを製作する際の接着剤は、アルテコの「速乾アクリア」を愛用しています。大きなホームセンターに売っていますが、行っている暇が無い時は、模型屋さんに売っているタミヤの「クラフトボンド」で代用します。

実は「速乾アクリア」と「クラフトボンド」の中身は全く同じです。アルテコがタミヤの商品をOEM生産しているものです。タミヤの方が10円くらい高いのですが、とりあえず模型屋さんで買えるのは便利です。他の接着剤では代用が困難なほど便利なものなので、常に切らさないようにしています。

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動力化という根本的な問題を棚上げしたまま、車体のディティールパーツなど作成していきます。車両の連結部には、ヨーロッパの鉄道車両のようなバッファを取り付けます。細かいパーツが多いので、ピンセットが必須です。ヘッドライトは5枚のパーツを貼り合せて厚みを持たせる方式です。ライト内にLEDを仕込みたいものです。

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床下機器のパーツはシンプルです。四角い箱を二つ取り付けるだけです。動力化する際には必要の無いパーツではあります。
映画の中では、水に隠れて殆ど見えない部分なので、適当に仕上げているのかもしれません。

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展示用の台車パーツを組み立てます。
走行させる際にはNゲージ用の台車と交換してしまう部分です。この台車の形状がかなり異様です。

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ボギー台車の軸距が異常に狭くてコンパクトです。映画の中の車両を忠実に再現するとこうなるわけです。先頭台車がやたらと車端に寄っているのも特徴です。

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Nゲージ模型用の台車と比較すると、台車のコンパクトさが良く判ります。台車を単純に交換するだけではダメでしょう。

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床板部分に車体を被せれば、ヘッドライト部分を除き、展示用にするにはほとんど完成しました。しかしここで停滞です。動力化の目処が立ちません。

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このキットには、車内に配置する人?のパーツも付属しています。
千尋(肩に坊ネズミと湯バードハエドリ)とカオナシ、制服だけの車掌、そして影の様に黒くて半透明の乗客たちです。シートに座らせたり、つり革を持たせたりして配置します。
しかし、乗客たちは途中で降りてしまい、沼の底駅に到着する頃には千尋とカオナシたちだけになっていました。車掌はいたのでしょうが、配置場所の描写はありません。

これらは最終的に組み上げる際に取り付けます。まずは動力化の改造の前段階は終了となり、行き詰っています。

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みにちゅあーとキット「銭婆の家と海原電鉄」の海原電鉄車両組立開始!

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さんけい海原電鉄車両のNゲージ化改造開始!

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