海原電鉄in鉄道模型少年時代
さんけいのみにちゅあーとキットスタジオジプリの映画の「千と千尋の神隠し」に出てきた「銭婆の家と海原電鉄」の組み立ての話題です。
先日、銭婆の家も完成して、このキットの組立作業は完了しました。元々の目的であった付属品の海原電鉄の車両の動力化も成功し、ヘッドライト、テールランプ、室内灯を点灯させての走行も可能になっています。映画の世界の中のようなジオラマを製作するのは大変なので、とりあえずは既存のレイアウトを走らせることにします。
走行の前にディスプレイケースに入れて飾って楽しみます。車両の長さが短いので、1両用のケースで2両とも飾ることが出来ます。
しかし、走行性能を優先したために車両間の隙間が広すぎて、眺めていると萎えます。
用意したのは、講談社のパートワークの「鉄道模型少年時代」です。
完成してしばらくは楽しんでいましたが、それからはずっと隣室のタンスの上に置きっぱなしになっていました。かなりの長時間かけて電飾の追加やディティールアップ作業を行ったものなのに、完成すると興味が薄れてしまうのです。
単行のディーセルカーがゆるゆると走るのが似合う里山の夏祭りの光景を再現したジオラマですが、果たして海原電鉄の車両は溶け込むことが出来るでしょうか。
映画の中の、水を切って走る光景が印象深いので、そのまま置くと場違いのような感じですが、車両自体は古くてローカル色豊かなので、そんなに似合わないわけではありません。パンタグラフの無い車両なので、非電化の里山交通路線でも矛盾しません。鉄橋を渡る光景は、なかなか良いものです。
ジプリワールドに出てくるかもしれないような、萱葺きの屋根と車両がマッチしています。低速走行でもヘッドライトが明るく灯るので、電飾満載のこのジオラマでも寂しいことはありません。
2両連結の車両を、カーブのきついミニレイアウトで走らせると、どうしても車両間の隙間が気になってしまうものです。こればかりは諦めざるを得ません。
自己改造した自動踏切は正常に作動しています。
里山駅に入線する海原電鉄の光景です。
普段は単行のディーゼルカーが止まる短いホームですが、2両編成の海原電鉄車両でもギリギリ納まります。
ホームで待っている方々から見ると、何とも今日は変な車両が入ってきたと思われることでしょう。下手に乗り込んだら何処に連れて行かれるか判らないので、見送って頂きたいものです。
C140のカーブは曲がれると思っていたのですが、このジオラマを走らせていると、少々車輪が空回りする感じです。2両連結の状態だと、内側の台車が車体に干渉してしまう様子です。あまり無理に走らせられるものではありません。
現在製作中の「週刊SL鉄道模型」でも走らないことは無いでしょうが、期待は出来ません。
ということで、木製ベースにエンドレスレールを敷いて試運転が出来るようになった「週刊SL鉄道模型」に設置します。殆ど何にも無い素寒貧の光景です。
やっぱりC140のコーナーでは車輪が空転しているような音が出ます。完成後もあまり走らせることは出来ません。
ミニレイアウトでは走行自体は少々無理があるものの、古びた流線形のデザインが、里山の夏祭りの中を通過していく光景は悪くありません。つい長時間楽しんでしまいます。
後は、この車両を収納するケースを用意したいものです。いつまでも作業台の隅っこに置いていくわけにはいきません。
前回はこちら
さんけい「銭婆の家と海原電鉄」一応完成です
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