週刊バック・トゥ・ザ・フューチャーデロリアン第118号から130号まで、中断したけどシリーズ完了!ちょっと寂しい・・・・
デアゴスティーニの週刊バック・トゥ・ザ・フューチャーデロリアンの話題です。
今年の4月下旬からの埼玉県朝霞市への転勤による単身赴任に伴い、残り13号で3カ月間中断していたデロリアンの工作も、お盆休みの帰省時のまとめての作業でいよいよ完成にまで持ち込めることになりました。
パートワークは長年色々なものに取り組んできましたが、全130号というのはこれまでで最長です。このシリーズは毎回の作業が僅かで、もっと早く終わらせても良いものを細く長く伸ばしているかのような印象を持っていますが、それでも振り返ると全体では相当な作業量だったと思います。パーツ数は最多でしょう。工作の難易度自体は、これまで手掛けてきた他のシリーズと比較して、それほど高いものではありません。私の様に塗装しなくても、素組みである程度の出来栄えに出来ます。海外設計のシリーズなのでパーツのエラーは少しありましたが、デアゴスティーニさんのサポートは迅速なのでペースを乱すこともありませんでした。
今回は127号から130号までの4号です。これでシリーズ完結です。126号まででデロリアンの本体部分は完成しているので、残り4号で映画の序盤の小道具のひとつであるプルトニウム燃料のトランクを作ります。
こちらは4号一気に組み立てることが出来ます。本体に取り付けるものでは無いので、片付け仕事の様な気分です。
まず127号から129号までの3号分を開封します。この3号でトランク部分が完成します。作業内容は省略します。パーツを当ててビス止めするだけです。
作業自体は非常に簡単。予めパーツには詳細な塗装が施されているので、最終段階の簡単な組み上げを行うだけです。
内部には12本のプルトニウム容器を収納する穴が空いています。穴の底にはスポンジが敷かれています。結構細かいところまで作り込んであります。
最終号の130号では、劇中のタイムマシンのデロリアンの燃料となるプルトニウムの容器を組み立てます。映画のパート1のクライマックスに登場するドクの目覚まし時計も付属しています。もともと非常に小さな目覚まし時計なので、8分の1スケールだと失くしそうなほどカワイイ小道具です。プルトニウムトランクよりもこちらの方が劇中での存在感はあったかもしれません。
プルトニウム容器の本体と蓋を組み合わせます。
蓋ははめただけだとすぐに外れてしまいます。組み立てガイドには瞬間接着剤を使用する旨書かれていますが、透明樹脂は白化が目立つので、私は前回までの工作で使用した水性ボンドのアクアリンカーを引き続き使用しました。接着力は弱くて力が加わると外れてしまうかもしれませんが、これは白化する心配がありません。
12本のプルトニウムロッドにはコーションステッカーを貼りつけます。紙製のシールなので、その内剥がれてきそうです。
トランク内にプルトニウムの容器を入れ、燃料棒のプルトニウムロッドを差し込みます。
プルトニウム容器を取り出すと、下の穴からプルトニウムロッドがすり抜けてトランク内に落ちてしまいます。デロリアンに燃料補給する場面は再現できないので、プルトニウムロッドの下部を接着してしまう方が良いかもしれません。プルトニウム燃料を取り出して楽しむっていうことは無く、このトランクに入れっぱなしになってしまうでしょう。
付属の目覚まし時計です。
小さいですが、よく出来ています。映画のパート1のクライマックスに登場します。デロリアンのダッシュボードに置かれている状態を再現できます。それからのパート2、パート3の続編にも、ちゃんとダッシュボードに置かれていることが確認できる場面があります。
時計の針は10時8分頃を差しています。
パート1のクライマックスを再現するならば10時4分にして欲しいものです。細かい詰めが甘いのか、あるいは私が良く判っていないだけで、10時8分の時計に意味がある場面があるのかもしれません。
ともかくこの時計の強烈な印象は、パート1の1955年から1985年へのタイムトラベル時なのは他の方も同じかと思います。ぜひダッシュボードに設置したいのですが、ドアを開けて置こうとすると、ピンセットを使用しないと届きません。それに接着しないと車内に転がり落ちます。
しばらくは単体で眺めて楽しむことにします。
長い中断を挟んで、ようやくシリーズ完成となりました。一応、映画のパート1のデロリアンのタイムマシン登場時の姿となります。
全長52.7cm、両手でしっかり持たないと運べない大きさです。ゴチャゴチャとした映画用の飾りパーツの存在感もなかなかのものです。
「OUT A TIME」のナンバープレートは、ドクの愛犬のアインシュタインを乗せた1分後への最初のタイムトラベルの時に外れてしまうので、本当に最序盤の姿ということになります。迫力あるリアビューを見ていると、映画のテーマソングが頭の中でリフレインします。
金属製のボディのヘアライン加工はなかなか良い味を出しています。ボディを這うコード類の多くは飾りです。この後付け感が楽しい。
最終号で完成したプルトニウム燃料トランクは映画の最初の方に登場するだけです。その隣に置いたミスターフュージョンと一緒に登場することはありません。
プルトニウム燃料トランクは、最初のタイムトラベル時にデロリアンにプルトニウム燃料を入れる時と、映画のオープニングの、マーティーがぞんざいにスケートボードを転がした時にぶつかっている場面を思い起こします。その後のタイムトラベルでの重要な役割があるのですが、ミスターフュージョンによってゴミから大きなエネルギーを得ることが出来る様になってからは必要のないものとなりました。
組み立て中の点灯実験にて消耗してしまっていた電池を交換して、電飾のテストです。パワーコイルの光ファイバー部分は導光させる仕組みなので少々暗いですが、部屋の照明を落とせば十分に楽しむことが出来ます。ヘッドライトは4灯発光します。ハイビーム状態という事にしておきます。映画は両端の2灯のみ点灯している場面が多いのですが、パート2ではホバーモードでの飛行中に4灯光っている場面が確認できます。
リアビューです。
私はリアコンビランプのLEDボードを改良品に交換していませんが、一応光るしブレーキ連動しているのでこのままで良しとしておきます。リアドラムの電飾も、うっすらと見えます。
コクピット内も煌びやかに光ります。
普段使用しているカメラ(ニコンD7500)を単身赴任先の家に置いているので、今回は以前使用していて自宅に残してあるD90を使用して撮影しています。暗いところの撮影では少々厳しい・・・。でも帰省の度に毎回一眼レフを持って帰るのも面倒なので仕方ありません。
フラックスキャパシタもちゃんと光っているのですが、D90では上手に撮影できません・・・以前はD90でも十分に使えていたのですが、更に高感度に強いカメラを使ってしまうともどかしくなります。
一部光らなくても再分解はしないつもりでしたが、一応、電飾はうまく動作している様子です。
部屋を暗くして楽しんでいると、映画の場面を思い起こして楽しめます。
飾り配線はコードが太すぎるのですが、模型らしいメリハリが付いていて、これはこれで良いと思います。コクピット内の計器類の照明も、きちんと光りました。
自宅に保管しているトヨタ2000GTの模型と並べると、今回のデロリアンの存在感と細部の細かさに圧倒されます。トヨタ2000GTは10分の1スケール、デロリアンは8分の1スケールなので縮尺が異なります。トヨタ2000GTも、同じ8分の1スケールで出して欲しかったものです。10分の1スケールというのは、模型の世界ではあまり例が無いからです。とはいえ、今から8分の1スケールのトヨタ2000GTのシリーズが発売になっても、少しのスケール違いのものをもう一つ作る気力はありません。カウンタックやフェラーリ・グランツーリズモとも並べてみたいものですが、実家に置いてもらっているので手元にありません。いずれ4つ並べて撮影します。特にカウンタックはこのデロリアンと同じ8分の1スケールなので、早期に揃い踏みを実現したいものです。
リアクターベースの4本のコードを外すと、リアクターディスクのパーツをミスターフュージョンに交換することが出来ます。バック・トゥ・ザ・フューチャーの映画3部作を通してだと、この方が印象深いスタイルになりますが、ナンバープレートとの矛盾点が出てくるので、しばらくはリアクターディスクを置いた映画の登場時の姿を表現しておこうと思います。
長らく続いたシリーズもこれで終了となってしまいました。転勤になってから早く帰った時に工作を再開したいとしきりに思っていましたが、完成してしまうとあっけないものです。映画のパート3の線路上を走る姿を表現するパーツが追加で発売になっていますが、私は買いません。ホイールが横倒しにならない様にエポキシ系接着剤でガッチリと固定してしまっているからです。
また専用のアクリルケースはディスプレイベース等も買わず、さりげなく書棚に置いておこうと思います。
今は単身赴任先で工作の道具も無いので、新しいシリーズに挑戦するチャンスがありません。定期的に少しずつ工作を続けるのは忙しい毎日の生活の中でとても楽しみな瞬間なので、いずれなにかチャレンジをしたいと思います。魅力的なシリーズが発売になれば手を出してしまうのでしょう。
今後帰省する機会には、手入れと埃落としをして手入れを続けていきたいものです。
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