クールビズのオトコの苦楽・・・
今年もクールビズの時期がやってきました。
節電意識が高まっている中、夏の電力需要を抑えるためにも、出来るだけ涼しい格好でビジネスを行うというのは当然の流れです。それに、一度ノーネクタイの心地よさを覚えてしまったら、今更真夏に暑い思いをしたくなくなります。真夏も当たり前のように上着、ネクタイで出勤していた時代には戻れません。もちろん、オフィスをガンガンに冷やすのもご法度です。
クールビズが浸透してきて、夏の前の紳士服の売場が賑やかになってきたことを感じます。新しい需要で市場が活気付くのは良いことです。
色も形もとりどりの婦人服と異なり、男性の仕事服なんて単純なものです。何着ても似合うような一部の格好良い方はもちろん、我々普通のおじさんでも、スーツにネクタイを締めていれば、仕事服としてそれなりにサマになるものです。しかしクールビズになって、ハタと困ります。ただネクタイと上着を取っただけではオヤジ狩りに遭った後のようでだらしないし、思い切ってかりゆしウェアなんて着込んでも、どこぞのサミットの宰相のように「オトーサン、パジャマ着て何してんの?」って感じになってしまいかねません。
襟元がだらしないってことで、ボタンダウンにしたり、襟が色違いだったりボタンの穴に色が付けてあったりして変化を付けたシャツと、無地スラックス(おじさんには替えズボンって言った方が似合いますが)合わせてみたりしているようで、皆様努力しています。ただ、努力してるのは少数派で、大半はまだ「オヤジ狩り」スタイルのように思えます。あるいはネクタイを手放せない方々もおられます。だらしなくてサマにならないことを自覚しているのでしょうか。
今日、松坂屋名古屋店に買い物に行ったついでに、私のクールビズ服も見てくることにしました。名古屋の栄の大津通りでは、毎週日曜日に歩行者天国を行っています。出店もあったりして、とても賑わっています。但し周辺道路が非常に混雑してしまいます。たまたま車検にて車をディーラーに入庫しており、代車で出かけるのが億劫なので電車で出かけて正解でした。
時間があれば、アウトレットモールまで出かけてアレコレ見て来たいのですが、少々高いけれど百貨店に行くのも楽しいものです。丁度、クールビズ特集のDMを松坂屋からもらっていたこともあるので、久し振りに紳士服売り場を覗きました。
オトコの服なんて、時間を掛けずに選んでしまうものです。ちゃんと選びやすいように、クールビズ服ばかり並べてくれています。
今日買ってきたのは、アクアスキュータムのチェックのコットンシャツと、五大陸の濃紺無地のウールのスラックスです。シャツは隠しボタンダウンにて襟が開かないようになっていますし、スラックスもサラサラのウール100%なのに水洗いできるっていう、本当に機能に特化したもので感心します。形状に凝れない紳士服の場合でも、しっかりアイデアを絞って進化しているのでしょう。来客時にはこれにネクタイを締めて、ライトグレーのジャケットを羽織れば失礼にならないでしょう。
汗を掻いた状態で、放置しておくと服は傷みます。シャツもスラックスも、一日着たらその日の夜にすぐにネットに入れておしゃれ着洗いで洗濯し、お気に入りでも週に2回着ないということにしておけば、いつまでも風合いが悪くなりません。結局、水で洗わないと気持ちよく着られない気がします。
面倒な買い物が済んだので、ちょっと遅めの昼食。
松坂屋名古屋店南館10階にある、「春帆楼」が結構お気に入りです。同じフロアにある、とんかつの「矢場とん」や、うなぎの「蓬莱軒」が長蛇の列でも、大人の雰囲気のこの店はあまり待たなくても入れる上に、窓からの景色も良いのです。早めにいけばオトクな地魚定食があるのですが、今日は出遅れたこともあり、季節外れのフグ寿司定食。暑いから鍋って気分じゃありません。
小振りなフグの唐揚げが絶品です。秋になったら、てっちり楽しみに来たいものです。
眼下に見える久屋大通公園では、なにやらイベントが行われていて賑やかです。「タイフェスティバル2012 名古屋」の文字が見えます。後で見に行こう!と言っていて、すっかり忘れて地下鉄乗って帰ってきてしまいました。
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