映画・テレビ

2012年11月 3日 (土)

テレビ東京「ヒットの復習」の取材を受けました

本日、テレビ東京の「ヒットの復習」という番組の取材を受けました。

何の番組?って私も先週打診があった時まで知らなかったのですが、11月4日から放送される新番組でした。日曜の昼間に「ヒットの秘密」という番組が放送されており、その姉妹番組として24時35分から30分間の番組が登場するとの事です。

デアゴスティーニのヒットの秘密を探るという内容にて、11月11日(日)24時35分から30分間の番組内のホンの一部に使用される予定です。テレビ東京の首都圏ローカルのみの放送なので、私の周囲の放送はありません。テレビ東京さんには申し訳ないながら、そんなに知った人が見る事も無く、心配に及ばないから今回の取材を受けたという次第です。

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テレビ東京さんは、以前「ありえへん∞世界」にて、やはりデアゴスティーニ関連の取材を受けており、その担当からの紹介があったとのこと。デアゴスティーニさんの会社の取材だけでは単なる宣伝番組になってしまうので、ユーザーをひっ捕まえて弄ろうということなのでしょう。いい歳して模型と戯れているオヤジを演じようと意気込んでいました。

深夜番組ということで、番組制作会社のディレクターさん一人でお越しになりました。
「ありえへん∞世界」の時の軽いノリの取材を思い出して警戒していたのですが、今回は非常に熱心で真面目な42歳のベテランディレクターさんでした。私は映像では挙動不審に見えるでしょうが、かなり落ち着いて対応させて頂けたと思います。今回は、事前の電話やメールでのやり取りも十分にされていたので、安心していました。

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お宅訪問の定番通り、ピンポンを鳴らして玄関で挨拶するところからスタート。玄関ではC62模型がお出迎えです。暗い玄関でも、無塗装のキンキラC62は目立ちます。もちろん、車輪を回して汽笛が鳴るところもバッチリ撮影されましたが、どれだけ使用してもらえるでしょうか。

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ロボゼロです。
11月末到着予定のジャイロセンサーや赤外線センサー等のオプションをまだ取り付けていないので、あまり動かしていません。今回久し振りの動作のために、リモコン操作を思い出すのに時間を要しました。

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いつも隣の部屋のタンスの上に置いてあるフェラーリ・グランツーリズモと、テレビラックに入れている零戦も動員します。フェラーリのライトやエンジン音、クラクション等の動作、そして零戦のオプションパーツのプロペラ回転等も何度も試しました。どうも、デアゴスティーニ本社の模型では、ちゃんど動作を撮影できなかったとの事です。展示模型には試作品も多く、あまりアップでの撮影も許可されなかったとの事。

私の模型は、特に零戦はあまりアップで撮って欲しくない出来栄えですが、これも他の読者の方が「うちの零戦の方がずっときれい!」安心させる役割なのだと自分に言い聞かせます。

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ロボゼロには習字のアクションをしてもらいました。
「お気に入りの動きはありますか?」と聞かれたので、カズキさんの作られた「コマネチ!」と思ったのですが、ちょっと雰囲気的にヤバいので、真面目に対応してしまいました。残念です。

ロボゼロ君は4回のアクションにてようやくOK。筆ペンの持たせ方にはコツが要ります。

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製作中のトヨタ2000GTは、組み立て中のパーツを組み合わせて撮影をしました。最後には、デアゴスティーニのシリーズに囲まれて、組み立て中のトヨタ2000GT模型を手にとって眺め、にんまりしている変なおじさんの光景を撮って終了。取材時間は2時間以上にも及びましたが、きっと使用されるのは長くても2分程度となるのでしょう。

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ディレクターさん、何か手土産をと気になされたのか、デアゴスティーニさんからロボゼロのサーボモーターを3個ももらってきてくれました。何ともありがたい事。今、ロボゼロのサーボモーターだけのパーツ販売はなされておらず、バックナンバーごと買う他無いのです。ロボゼロをあまり動かしたくない一番の原因は、サーボモーターの破損が怖いからです。予備のサーボモーターを何個かと内部のギアパーツを入手してはいますが、それに加えて3個も予備が出来たので、かなり安心して動かせます。

私は11月11日の放送を見ることが出来ませんが、映像はDVD等に落として送ってくださるとのことにて、楽しみに待っていようと思います。ひょっとして、大きな事象が起きて内容が変更されたり、あかり良い映像にならずに使われない可能性もあります。その時は仕方ありません。

いい歳した素人が、見栄えのしないマヌケ面を晒す事について、昨年の震災以降控えていたのですが、今回は事前対応にて非常に安心させていただいたので、お役に立てるなら道化に使用していただくべくお受けしました。日頃、テレビは見て楽しむ側にて、作っている方のご苦労を垣間見る機会は非常に貴重です。良い経験をさせて頂けたと思います。

東京から思い道具を抱えて単身にてお越しになったディレクターさん、本当にお疲れ様でした。

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2012年4月20日 (金)

平日の休みの映画鑑賞は快適!アカデミー賞5部門受賞の「アーティスト」

3月の決算前には非常に多忙にて、やむなく休日出勤を繰り返していたので、勤め先から振り替え休日取得のお達しが来てしまいました。休めるのは嬉しい事ながら、抱えているものが多すぎてなかなか休めるものではないのです、と考えているのは本人だけで、休んでしまうと何の連絡も無く、結局何とかなってしまうものなのです。邪魔者いなくて清々と羽根を伸ばしているのかもしれません。

かといってゴールデンウィーク前に連続して休みを取れず、まずは今日一日だけ平日休暇を楽しみました。

継続して購読中の講談社の「週刊SL鉄道模型」12号は昨日の書店販売にて、今日立ち寄った店頭にも並んでいました。しかし富士山マガジンサービスにて16号まで申し込んでいる私は、配達を待っている状態です。10号、11号と早く届いたのですが、12号は結局今日もやってきません。以前と同様の週明けの配達となるのでしょうか。あまり期待はしていないので、これまで通りと諦めることにします。

週末は仕事が入ることが多い妻も今日は休暇です。朝から雨模様ということもあるので、映画に出かけます。平日の昼間から映画鑑賞なんて、何だか贅沢な気持ちです。今回観るのは有名な映画なので、名古屋まで出かける必要は無く、近所のシネコンでもやっています。

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今日観に行ったのは、「アーティスト」です。
アカデミー賞5部門受賞したフランス映画です。1920年代の後半から30年代の初頭を描いたモノクロのサイレント映画。しかもフランス映画なのに、ハリウッドを舞台とした英語版です。CGを多用した3D映画が多い現代にてサイレント、しかもフランス人の監督がフランスの俳優を主演、助演女優に使ってハリウッドが舞台ってことで、かなり異色の印象を持っていました。観た後の感覚は、フランス映画のような陰影を持った、古いモチーフの新しい映画というものでした。

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サイレント映画時代に一世風靡した大スターが、頑なにサイレントの芸術性を求め続けたためにトーキー映画への時代の移り変わりに対応できず、富も名声も妻も、そして大切な人たちも失って落ちぶれていく。しかし最盛期に彼が見初めた女優の卵が、彼のアドバイスをきっかけに頭角を現し、トーキー映画の波に乗ってスターダムにのし上がっていく。対照的な二人のありふれたラブロマンスなのですが、モノクロサイレントという手法によって、観客が感情の一筋一筋を読み取るために出演者の唇の動き、眉の傾け具合まで神経を研ぎ澄まして観る事により、すっかり自分のサイレントの世界に入っていってしまうという不思議な感触を味わいました。

サイレントといっても、ずっと静かに画面だけが動いていって、全く音がしないわけじゃありません。セリフは最小限のものが挿入字幕で表示されるだけながら、全編通してBGMが入ります。昔のサイレント映画はスクリーンの下のピットの楽隊が画面に合わせて生演奏をしており、その光景も映画の序盤にあります。当時の映画という娯楽の存在意義の大きさを感じることが出来る瞬間です。

この映画ではもちろん楽隊が演奏するわけではなく、後で音を入れているのですが、その編集が素晴らしい。感情や情景に合わせて音楽がピッタリシンクロして流れます。トーキー以降はセリフや効果音の邪魔にならない程度のBGMなので、音楽映画で無い限りは重要性が全く違うのです。映像と音を同時に収録できなかったサイレント映画というジャンルは、限られた技術の中で最高の効果を得るために高度な手法を取っていたのだと感じる次第です。

この「アーティスト」は、サイレント映画全盛期の作品を再現したというわけではなく、最新の技術を用いて作られていることが判ります。最高の効果を得られる部分で、ホンの少し音が使われているのも、何とも素晴らしい演出です。そして、泣けます。二人のロマンスはもちろん、好演技?で大活躍したジャックラッセルテリアのアギーにも。

ただ、平日だったので会場はガラ空きです。地方都市のシネコンはこんなものなのかなあ、と思いましたが、同時上映の「バトルシップ」は結構な入りの様子。芸術性が認められても、まだまだ映画館のスクリーンを通して迫力の映像を楽しむっていう方を求めるのかなあ、と思います。でもまあ、私も何だかバトルシップも見てみたい。結局、SF大作も好きなのです。

アーティストは、ブルーレイかDVDが発売されたら、自宅でも楽しんでみたいと思わせる感動モノでした。今夜は、ミシェル・アザナヴィシウス監督の、映画への敬意と愛に乾杯です。

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2012年3月11日 (日)

マラソンのための交通規制の名古屋市中心部で映画「ピアノマニア」鑑賞

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今日は名古屋シティマラソン・名古屋ウィメンズマラソンが開催され、名古屋市の中心部は交通規制にて異様な光景でした。自動車が締め出された広い道路からは、普段の雑踏からは信じられないほどの静けさが拡がっていました。

オリンピックの代表選考レースでもありますが、また多くの方が参加する市民マラソンでもあるので、交通規制は長時間に亘りました。こんな日に私の様に自動車で名古屋市中心部に入るのは愚の骨頂でもあります。でも、電車で行くのも面倒くさいです・・・。

妻が「どうしても見たい映画がある!」とのことで、久し振りに映画館に足を運びました。「ピアノマニア」という、ドイツの映画です。地元の岡崎市でも映画館はいくつかありますが、メジャーな映画しかやっていません。この「ピアノマニア」の上映館を調べてみると、近隣では名演小劇場という名古屋市中区のミニシアターだけでした。名古屋市の中心部なので電車で行けば良いのですが、面倒なので、交通規制に引っかからない経路を探して向かいます。名古屋高速は規制が無いので、ずっと高速道路を使って東新町ICから降りれば大丈夫だということです。

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そういえば錦通りにあるこの名演小劇場、20年も前に来た事があるような小さな映画館でした。昔は数十席規模の小劇場が結構あったはずですが、今はめっきり少なくなっています。スクリーン数の多いシネコンばかりになり、マイナーな映画は公開されずにDVDで発売することになってしまったのでしょう。

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リリアン・フランク、ロベルト・シビス監督の「ピアノマニア」は、ウィーンで活躍する一流のピアノ調律師の1年を追うというドキュメンタリー映画です。スポットライトを浴びるピアニストではなく、裏方の調律師に光を当てるというのが異色です。妻もピアニストとして調律師と協力する機会が多く、この映画には公開前から非常に興味があったとのことです。ピエール=ロラン・エマール、ラン・ラン、アルフレート・ブレンデルといった活躍中の(ブレンデルは撮影後に引退してしまいましたが)当代名ピアニストたちが出演しているのも特徴です。

妻としては、ティル・フェルナーが出演しているのもポイントが高かった様子。実は昨年夫婦での旅行中にパリのサル・プレイエルでのバリ管弦楽団のコンサートを聴きに行った際、コンチェルトのピアノを客演していたのがティル・フェルナーでした。貴公子然とした佇まいにて女性ファンの注目を集めており、妻がすっかり気に入ってしまったのです。
劇中では、主人公の調律師、シュテファンのピアノ選びの助言者としてのチョイ役で、しかも演奏も妻曰くパッとしないものだったのが残念とのこと。

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名ピアニストと丁々発止しながら、職人の意地と誇りを持って、完璧所儀者たちの理想を実現すべく裏方の仕事を全うする姿は、派手なアクション映画でなくても引き込まれる緊張感を感じることが出来たように思います。私も普段、ピアニストと調律師とのやり取りを近くで聞いているだけに、共感できる部分があります。聴衆が何を求めているかではなく、一流の演奏家と調律師、音楽プロデューサー達が自分たちの追い求める高い理想に対しての挑戦という視点は、洋の東西を問わず、芸術家の気質のように思えます。続編があったら是非見たいと思う映画でした。

但し、午前10時10分からの上映で会場内の観客は10名強。日曜日なのに映画館って大丈夫なのかと心配になります。

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97分の映画が終わって外に出たら、既に昼頃になっています。近くの桜通まで足を伸ばすと、続々とゼッケンを着けたマラソンランナーが走り抜けていました。既にトップ選手はずっと先に行ってしまっているので、一般参加の方々ばかりです。歩いている方も見えます。絶好のマラソン日和の中、沿道の方の声援に応えて手を振っていたりして楽しそうでした。

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2011年9月17日 (土)

雨降り連休初日には自宅で「2001年宇宙の旅」でレトロな未来に浸る

3連休初日ではありますが、日本列島付近に停滞気味の二つの台風の影響のためか、雨模様です。天気予報は何処を見ても雨・・・。私の住む愛知県岡崎市でも朝から降ったり止んだりの落ち着かない空です。

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それでも時折青空が見え隠れしています。家でゴロゴロしていても仕方ないので、このまま晴れるのではないかと期待し、車を出して出かけることにします。

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しかし、晴れていた5分後には猛烈な雨。バケツをひっくり返したような、という表現が適切に思える状態です。これでは外出もままなりません。
結局、午後の遅い時間まで晴れたり土砂降りだったりといった極端な空模様でした。こんな休日には、おとなしく家で楽しむことにします。

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かなり前にamazonで購入していたのですが、見る暇の無かったDVDを鑑賞します。スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」です。パッケージには1500円と書かれていますが、送料込みで990円で購入しています。名作SF映画も気軽に入手できるようになったものです。2時間半の長編映画なので、かなりの覚悟がないと見ることが出来ません。雨で蟄居を余儀なくされた今日は最適です。

1968年の作品ということで、実に43年も前の映画です。名作として語り継がれる映画は多くありますが、宇宙を舞台にしたSF映画は、改めて現代になってから見ると、設定の無茶具合や映像効果の陳腐さが目に付いてしょうがないのですが、この「2001年宇宙の旅」は、そんなことはどうでも良くなるような奥深さと想像力を楽しむことが出来ました。

この映画が公開されたころは、私は生まれたばかりだったので、映画館では見ていません。昔見たのはレンタルビデオでした。まだ子供だったので、特撮SFヒーローモノや、またはスターウォーズのような派手なアクションのある大スペクタクル映画を期待して見たので、当初のヒトザルの画面が延々と続くところで寝込んでしまったものです。何のナレーションや説明も無く、深いストーリーが坦々と進んでいくので、見る側の想像力が必要です。お子様だった当時の私には、理解することが出来ませんでした。

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サルが動物の骨を掴んで、それが道具になることを発見します。動物が人間になる過程において、「道具を使う」という革新が起こります。その道具で獲物を捕らえ、また戦いの道具にもなっていきます。

400万年の時を経て2001年、宇宙開発の時代に場面が変わります。最初の道具だった動物の骨は、宇宙船に進化しています。宇宙船はコンピューターによって制御されるようになります。物語中に出てくる有人木製探査船ディスカバリー号を制御するのはHAL9000というコンピューターで、人工の知能を持った「彼」が、自分を破壊しようとする人間から自分を守るために、反乱を起こして人殺しをしてしまいます。人間が作ったものが、いずれ人間を殺す存在になるという事態が生じてしまうハラハラ感、これは何度見てもいたたまれない気分になります。坦々と物語が進むことが、かえって迫力を増幅しています。

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シュトラウスの「美しき青きドナウ」をバックに、ワルツを踊るように宇宙ステーションが周回します。宇宙ステーションが周回する遠心力によって重力を得るという科学的な状況を、映像として作り上げていること等もこの映画の魅力です。もちろん、現在のCGを用いた映像技術とは比較になりませんが、無重量空間の表現といい、宇宙空間の描写といい、製作当時、わかる限りの宇宙旅行の光景を作り上げていることがわかります。NASAの全面協力の下、未知の現象にも妥協して適当にやっつけるのではなく、しっかりとした予測の元に製作されていることが伝わります。

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科学の発達は、1968年当時に想像した未来なので、実際に我々が体験した2001年の状況とは色々と異なります。まず残念なことに、劇中にあるような宇宙旅行は現代でも殆ど実現していません。1968年といえば、1961年にガガーリンが人類初めて宇宙空間に飛び立ってから7年後です。そして翌年にはアポロ11号が月面着陸を果たしています。順当に宇宙開発が進んでいれば、宇宙ステーションや月面基地などは当然実現しているものと思うでしょう。

コンピューターも、HAL9000のような、自ら意思を持って行動するものは出来ませんし、たった一つのコンピューターに宇宙船のような大きな機械全てをコントロールさせることも今では考えられません。また、劇中のコンピューターにはネットワークやソフトウェアの概念が無いようで、HAL9000の機能停止のプロセスは、メモリーを物理的に遮断していくという面倒くさいものでした。一つずつメモリーを抜いていくことにより、HAL9000の記憶が先祖がえりをしていく演出も、当時の創造であるようです。ボタンやレバーだらけの宇宙船というのも、ハードウェアの発達はわかっていたが、ソフトウェアについては未知であったことが窺えます。

実際の21世紀の世界とは、パラレルワールドのように別れて進化した世界である「過去に見た未来」が存分に体験できるのは、この映画が科学検証を徹底的に行って、非常に丁寧に作られていることによります。声紋認識など、部分的には現代科学の発達と照合するものもあるのも楽しいところです。

また劇中に2箇所、「日本」が登場します。宇宙船内で女性が見ているのが柔道の試合であることと、宇宙ステーションでの声紋識別装置の言語の中に「JAPANESE」があることです。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語に加えて日本語。現代なら日本語のボタンが中国語に代えられているかもしれない状況なのが寂しいところですが、1968年当時でも日本語が代表言語の一つであったことがわかります。

超ワイドな、シネマスコープサイズの映画館の大スクリーンで得られる映像効果を最大限に活かして作られているので、家庭のテレビで見ると、特に終盤のモノリスとの遭遇の場面の映像効果などは、42インチのテレビでは迫力を感じられないところもあります。昔のような巨大スクリーンの映画館は無いので、当時の感動は体験できないかもしれません。

今流行りの3D映画にリメイクして劇場公開して欲しいものです。でも、ストーリー展開が激しい映画に慣れてしまった現代人には、この映画は冗長に感じてしまって、奥深い思想を感じる余裕が無いでしょうか。

家でゴロゴロしながら名作映画を見るひと時の贅沢さ。
過去に人類が想像したレトロな未来への憧れは尽きません。私にとって、繰り返し見たくなる数少ないSF映画の一つです。

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2011年9月 5日 (月)

3Dビエラ購入特典パックの3DグラスMサイズ新モデルとオマケ到着!

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7月に購入したテレビの購入特典の3Dグラスの残り1個が届きました。

登場して久しいのに、なかなか進まない3Dテレビの普及のためか、各メーカーとも3Dグラスがもらえるというキャンペーンが行われています。パナソニックの場合、7月末までに応募した場合、3DグラスのSサイズとMサイズそれぞれ1個、そしてディズニーアニメの3Dボルトのブルーレイディスクがもらえることになっていました。しかし申し込んだのが地デジ切換えのタイミングにて、テレビの大量買い替えの時期になってしまったために3Dグラスに多くの需要があったようです。そのためにMサイズの3Dグラスが品切れ状態になっていました。

キャンペーン応募後、約4週間経って届けられたのはSサイズの3Dグラスとボルト3Dのブルーレイディスクだけでした。それでも3Dコンテンツを体験するには十分であり、随分と豪勢なキャンペーンだと思っていたものです。アクトビラの3D体験コンテンツやBSの3D番組、PS3のレースゲーム「GT5」などで楽しませてもらっています。

Sサイズの3Dグラスの到着から更に2週間後、キャンペーン応募から6週間後にようやくMサイズの3Dグラスが届き、これで一人だけのコソコソした3D体験から、二人で同時に楽しめる環境が整ったことになります。

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2週間前に届けられた荷物よりも随分と軽い箱をあけると、3Dグラス送付の案内文の手紙とMサイズの3Dグラス、そして1枚のブルーレイディスクが出てきました。3Dグラスは品切れの間にモデルチェンジして新型になったようです。9月9日発売の新製品を、遅れたお詫びに送ってくれたとの事。しかも、「石川遼オリジナル3Dコンテンツ」ブルーレイディスクも入っています。パナソニックさん、大盤振る舞いです。

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新型というこのMサイズの3Dグラス、重さが26gと軽量であり、明るさが10%アップしているとのことです。また、2分間の急速充電で約3時間の連続使用が可能にとのことで、使い勝手が大きく向上しています。

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従来品ではグラスの左右の部分に分割して納められていた機器類が、新製品では中央部分に集中しているようです。USBケーブルを接続する箇所は、中央部の下側にあります。

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電源スイッチは上側に。またこのスイッチは電源のON-OFFに加え、2D、3Dの切換も行えるようになっています。

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右は2週間前に届いたSサイズの3Dグラス、左が今回届いたMサイズの新型の3Dグラスです。左右のツル部分がかなり細くなったことがわかります。
小さく軽くなったのに、MサイズなのでSサイズの旧型よりもゆったりと掛けられます。メガネを掛けた上からでも楽々です。

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Sサイズでも十分に実用域だったのですが、メガネを掛けていると収まりが悪かったのは確かです。これからは長時間の使用も苦にならないと思います。但し、スイッチの位置はサイドにある旧型の方が使いやすいでしょう。10%向上したという明るさについては、私のプラズマテレビでは殆ど差を感じることはありませんでした。テレビによっても体感差は異なるかもしれません。

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旧型の3Dグラスには充電用のUSBケーブルを一緒に納めることが出来る頑丈なケースが付属していました。しかし新型にはケースが付属していません。仕方が無いので、この製品箱に納めるしか無いのでしょうか。かなり大型のメガネケースならば入りそうですが、USBケーブルまで機能的に納めることが出来る旧型の3Dグラスのようにはいきません。軽くなった代償として、コストダウンされているようです。どんなジャンルでも新技術の黎明期の機械は、丁寧にコストを掛けて作られているものです。

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手持ちのUSB充電器に接続して早速充電します。
しかしあっという間に充電が終わってしまいました。殆ど満充電の状態で出荷されたようです。

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発送が遅くなったお詫びとして付属してきた「石川遼オリジナル3Dコンテンツ」のブルーレイディスクは、以前のキャンペーンのものの余りでしょうか。
現在、パナソニックの3Dビエラのキャンペーンでもらえるのは、Mサイズの3Dグラス1個と3Dラプンツェルのブルーレイディスクだけです。私は少しのタイミングの違いで、随分とたくさんのものがもらえたと思います。

全編24分の短いコンテンツなので、早速一通り見ました。パナソニックがスポンサードする石川遼選手へのインタビューと、何ともきれいなフォームのショットシーンが満載。ハニカミ王子の魅力いっぱいで、ファンには垂涎のプレミアム影像かもしれません。ドライバーショットを正面から捉えた影像では、ボールが手前に飛んできて、反射的に顔を避けるほどの迫力です。バンカーショットでは、自分も砂を被ったような気分になれます。3Dの効果を最大限活かすために、コストを掛けて意欲的に作られたことが伝わります。

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結局、3Dビエラのキャンペーンでもらったのは、2つの3Dグラスと、ネットで会員登録するキャンペーンでもらえたアバター3D、3Dボルト、そして石川遼選手の3Dコンテンツでした。製品と販促品では費用の出所が異なるので一括りにはできませんが、きっとテレビの工場出しの際の粗利よりも、オマケの方が高価ではないかと思います。

対角線42インチの世界の中に広がる、奥行きのある箱庭を楽しむような感覚は、コンテンツの出来によっては、最初はちょっとした感動体験です。我々は普通の世界を立体に捉えていますが、それとは異なる受動的な立体感は独特の世界だと思います。ただ42インチでは、映画館で見る3D映画のような、大画面から手前に飛び出してくる迫力は望むべくもありません。家庭でも、100インチくらいのプロジェクターなら映画館並みの体験ができそうです。

個人差があるとは思いますが、私にとっては現時点の3Dグラスを掛けるテレビの3D方式は、この2週間で既に飽きています。3Dに特化して作成された映画をじっくり見る時くらいしか、ワザワザ3Dグラスを掛けてまで楽しもうと思いません。メガネの上に更に3Dグラスを掛け、自室に於いても映画館の様に真面目にテレビの画面に正対して座らなければなりません。ゴロ寝などもってのほか。かくも仰々しいスタイルをしても、そんなにものすごい体験が出来るわけでもないので、手軽な裸眼3D方式の一般化までは、3Dコンテンツが劇的に増えることは期待できないでしょう。

それでもまあ、過渡期技術ながらも普及させたいというメーカーの意図のために盛りだくさんのオマケをいただき、ありがたい次第です。映画2本は、時間のある時にゆっくりと楽しませて頂きます。

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2010年4月 3日 (土)

「ありえへん∞世界」の取材を受けましたが・・・

花粉症なのか何なのか、鼻炎が酷くて鼻ズルズルの体調ではありましたが、今日、テレビ東京さんの深夜番組、「ありえへん∞世界」の取材を受けました。

「ありえへん∞世界」は、テレビ東京系列で毎週火曜24:12~24:53に放送されているバラエティ番組で、平日のその時間は私は就寝しているので視聴したことはありません。取材の打診を受けた後に調べてみたところ、視聴者から寄せられた、世の中の「ありえない」現象を投稿して、徹底調査を追求する謎解きバラエティ番組とのことです。電話をかけてこられたディレクターさんは真面目な方だったので、遠路はるばるお越しになって、私でお役に立てるのなら、とお受けしたのですが、実は結構軽いノリの番組の様子です。自分たちの価値観で理解できない変な人を捕まえて「いい歳してこのオッサンありえへんやろ~」と笑い飛ばすのかと、引き受けてから少々心配ではありました。

ありえへん∞世界:テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/ariehen/

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取材の内容は、デアゴスティーニさんのパーツ付きの分冊工作マガジンの愛読者に話を聞くというものです。完成後、あまり表に出さないフェラーリ・グランツーリズモも部屋に持ち込んでスタンバイします。

メールや電話にて取材の打ち合わせをしたテレビ東京のディレクターさんは私のことをかなり調べ上げておられたので安心していました。しかし実際にお越しになったのは、別の若いディレクターさんでした。お一人でハンディのカメラを担いで、遠路お疲れ様です。

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しかし、挨拶もソコソコに、玄関にあるC62模型を見て、「これ凄いっすね~。これも作ったんですか?10万位するんですよね~」とのお言葉。

私「いや、18万以上で、週刊全100号なので2年がかりです」
Dさん「ハッ(鼻で笑う・・・)。2年すか!」
Dさん「このスイッチは何すか?動くんですか。動かすと車体がちょっと揺れますね。これってどうなんすか?」

のっけから、大きなお世話です・・・。

随分軽いノリですし、取材前に何にも調べてないのかと少々不安になり、最初の内は疑心暗鬼からか不自然な対応になってしまったかと思います。

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もちろん、現在進行中の「零戦を作る」も仕掛品を全て並べて撮影されます。さりげなく、下に講談社さんの「鉄道模型少年時代」も置かれています。

また、取材前の電話での打ち合わせにて、AIBOも見せて欲しいとの事だったので、久し振りに稼動するようにメンテナンスしておきます。電源を入れるのは半年振りくらいです。
今時、AIBOを普段から楽しんでいる人を取材するほうが「ありえへん」人たちとしてネタになるがなぁ、と思います。AIBOは動かしたところを少し撮影しただけです。

取材は、筋書きや台本が殆ど決められているようで、ディレクターさんの軽いノリにうまく突っ込めないまま、オタオタとした対応が続きます。

結局、「いつもこんな少しのパーツばっかりで、途中でやめたくなりませんか?」なんていう言わずもながの質問の際に、取材を停めてもらって、最初から打ち合わせをさせてもらいました。遠方から単身、出張でいらしたのに、御希望の画が録れなかったらマズイと思ったからです。

番組内容としてはデアゴスティーニさんとのタイアップ。今やマスコミ界の大切なお客様となっているようです。読者(私)の紹介が少し流れた後、デアゴスティーニ本社の取材シーンに移るそうです。まあ、それなら一安心。それ以降は、質問内容と受け答えを確認しながら予定通り取材が終了しました。

当初の軽いノリは、番組の趣向に沿った演出であり、ディレクターさんは非常に仕事熱心で真面目な方でした。人によっては、警戒心を解くために用いる気楽な導入が、功を奏することが多いのでしょう。また、軽いノリのバカっぽい質問も演出によるものです。番組コンテンツ作りも素直なものばかりではないのですね。

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講談社の「昭和の鉄道模型をつくる」も、オリジナル電飾ピカピカしながら待機していましたが、あまり録ってもらえませんでした・・・。

いい歳して、こんな分冊マガジンに凝っている変なオヤジを面白おかしくネタにするってことなら、開き直って欲しいコメントをして役に立ちたいものです。ちょっとデアゴスティーニさんをヨイショしすぎな気がしましたが、もちろんデアゴさんからは何ももらっているわけではありません。まあ、毎回良くも悪くも楽しませてもらっていることは事実です。

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工作に凝っているオヤジを演出するために、普段は並べていないプラモデルもテレビの下に並べておきます。これもあまり見てくれませんでしたが、何となく一瞬映るかもしれません。

先述のとおり、朝から鼻ズルズル頭ボーッの状態だったので、要領を得ず、鼻声でモゴモゴした返答になっていたかと思います。

放送日はまだ決定していないそうですが、少々先の5月になりそうとのことです。広島にて先行販売されているハマーラジコンカーが6月初めに全国発売されるので、それの宣伝に合わせてくるとなると、少々先のことになります。「零戦をつくる」のパーツが放送時にはかなり配布が進んでしまっているかもしれません。それだけが心配です。

最初は戸惑いましたが、楽しい経験をさせていただきました。
ディレクターさん、ほんの僅かの映像のために、遠路お疲れ様でした。

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2010年2月 6日 (土)

めざましテレビ「ココ調」が取材にやってきました!

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狭い6畳間の自室「YUJI工房」に、フジテレビの方々が取材にやってこられました。立春も過ぎたのに今日はとても寒く、時折雪もちらつくような天候です。東京から本当にお疲れ様です。かなり急な御依頼でしたが、こんなのでお役に立てるのならばとお引き受けしました。

フジテレビの朝の情報番組、「めざましテレビ」のコーナーの一つ、「ココ調」の取材です。「大人もはまる雑誌の付録」の特集にて、実際にはまっている大人のサンプルとしての登場です。

地上波の取材は本格的です。レポーターを兼ねた女性ディレクターとカメラマン、助手の3名体制で、しっかりと音声マイクや照明も完備です。ただでさえ狭い自室は、大人4人が模型を囲んでいると足の踏み場もありません。

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「雑誌の付録」にはまっている大人よりも、やっぱり主役は完成させた模型です。
これは、講談社の「昭和の鉄道模型をつくる」を撮影中しているところです。しっかりとライティングしながら様々な角度から撮影されていました。面映く、非常に恥ずかしい次第です。

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次は、デアゴスティーニ「フェラーリ・グランツーリズモ」の撮影です。
サウンドやライト等のギミックにもかなり興味を持っていただき、多くのシーンを撮ります。

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玄関に設置してある、デアゴスティーニの「蒸気機関車C62を作る」ももちろん撮影します。

完成品のほか、現在進行しているデアゴスティーニの「零戦をつくる」と、講談社の「鉄道模型少年時代」についても撮影を行いました。雑誌の内容もパラパラしながら、ある程度のストーリーに沿って取材が進みます。

午前11時前から15時まで4時間ほど、みっちりと取材が続きました。使用されるのはその内の僅かでしょうが、テレビ製作の手間のかけ方とパワーをあらためて感じた次第です。

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お土産に、フジテレビのキャラクター「ラフ君」のグッズを頂きました。私が使用するのは全く似合いませんが、これは名古屋ではなかなか手に入りません。

放送予定日は、2月8日の月曜日とのことです。朝の5時25分から8時までの「めざましテレビ」の中の7時台の「ココ調」のコーナーで、ほんの一瞬使用されることでしょう。ギリギリのタイミングで取材に来られたわけです。
もちろん、朝の情報番組なので、大ニュースが飛び込んできたら内容変更されます。平安な週末であることを願う次第です。

取材に来られるスタッフの方々は、狭い場所の仕事にて非常にお疲れ様です。でも、受けるほうも結構疲れるものです。慣れない事が終わった途端、ドッと疲れてきました。今日は工作もお休みです。

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2009年5月29日 (金)

アシェット「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」のトヨタ2000GT

今年の2月に創刊され、1号、2号のみ購入していた隔週刊アシェット「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」です。続けて購読するつもりは無かったのですが、7号だけは欲しいと思っていました。

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先日、名古屋駅の近鉄パッセの星野書店の店頭に積まれていたので購入しました。1980円です。
実は、店頭で見かけるまで忘れていました・・・。この書店はデアゴスティーニやアシェットなどの連続モノのバックナンバーを多く置いています。通販するまで欲しいわけじゃない、という時に役に立ちます。というか、無駄遣いの温床でもあります。

1967年発表のこの作品、大半の場面のロケを日本で行い、日本人俳優が出演していることから人気が高いと思います。私も大好きです。
内容は、相当に荒唐無稽なよき時代のB級映画です。欧米から見たステレオタイプの日本のイメージが「これでもか!」と詰め込まれています。但し、「ティファニーで朝食を」等で描かれた滑稽な日本人の姿の姿ではなく、原作のイアン・フレミングが日本文化に敬意を持っていたことを尊重した表現になっています。日本人にはなにかと楽しめる007作品だと思います。今回は一部、映画のストーリーのネタバレがあります。

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デジタルリマスター版のDVDと、製作秘話等が書かれた冊子が入っています。いつもながら、直訳的で読みにくい文章です。
日本人俳優としては、ジェームズ・ボンドと協力して捜査を進める秘密警察のボスの「タイガー田中」役として丹波哲郎、ボンドガールとして前半に若林映子、後半に浜美枝が出演します。

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この作品で楽しみなのが、ボンドカーとして使われているトヨタ2000GTです。それも市販車に無いコンバーチブルです。
身長188cmのショーン・コネリーにはトヨタ2000GTのクーペは小さすぎて体が収まらず、急遽オープンタイプに改造されたとの事。影像内ではドリフトしながら走行しているので、屋根を切り飛ばしただけではなく、きちんと車体補強が行われていたことがうかがえます。撮影前の2週間の突貫作業であったためにサイドウィンドゥや幌を作ることは出来ず、幌のカバーはダミーです。新しく製作したトランク部分はきちんと開閉したそうです。

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2000GTは、前半のボンドガール役のアキこと若林映子が運転しています。
好みの問題でしょうが、私は作品中の二人のボンドガールの内、キュートな若林映子の方がお気に入り・・・。
当時大人気の女優が国際映画で共演したこの作品、当時の評価はどうだったのでしょうか。

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敵方の協力者の会社である大里化学という設定となった、ホテルニューオータニ前でのシーン。アキがボンドを助けに迎えに行ったところです。悪者の乗る2代目クラウンも見えます。これからカーチェイスです。タイヤを軋ませた2000GTの迫力走行が楽しめます。

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大柄なショーン・コネリーが乗っていると、2000GTが軽自動車のように見えてしまいます。実車を見ると本当に小さな車なのです。降りるのも一苦労。
映画用に改造された2000GT、改造は正式発売より10ヶ月も前の1966年4月の事だったので、ベースとして使用されたのはフレームナンバーの無い第2次試作車です。オープントップになっているだけではなく、試作タイプのワイヤーホイール、白いテールランプベゼル(ノーマルはクローム)、マフラー先端形状(ノーマルは斜めにカットされている)などいくつかの相違点を見ることができます。

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こちらは我が家の2000GT(1/24ですが)。ホイール、テールランプベゼル、マフラー先端に違いが見られます。
ハッチバックボディからオープントップへはトランク部分の製作に相当時間を要しそうです。2週間で作り上げたという国際的な映画へ出演させたいトヨタの執念は素晴らしい!

後ろは後の1995年の「007ゴールデンアイ」のボンドカーのBMW Z3です。

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車内でのシーンは2000GTではなく、イギリスで別のスポーツカーを使用して撮影されました。風景は合成です。2000GTの特徴あるマボガニーのダッシュボードはありませんし、ステアリングの形状も異なります。

また、運転免許を持っていない若林映子に代わって、走行シーンでは当時トヨタのレースドライバーであった大坪善男がカツラを被ってハンドルを握りました。テールスライドさせてのカーチェイスもお手の物です。
カツラを被っていたのは大坪善男だけではなく、ショーン・コネリーも当時から髪が薄くてカツラでした。日本ロケの時に明らかになったのです。彼にとっては、物見高くてプライバシーが無かった日本はトラウマかもしれません。

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オモシロ電車も登場します。
これは当時開通間もない地下鉄丸の内線に乗り込むボンドとタイガー田中です。中野新橋駅で撮影されました。劇中では日本の秘密警察のボスのタイガー田中の移動手段となっています。

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インテリアは絵に描いたようなステレオタイプの和風です・・・。和服の女性が人肌燗のお酒を持ってきてくれます。ボンドもご機嫌です。

この他にも風呂に入ったら湯女みたいなのが体を洗ってくれたり、秘密警察の特殊部隊が訳のわからん武術を使う忍者であることなど突っ込み所満載です。全編通じて日本描写の部分では考えられないほどのバカバカしさですが、見る人を楽しませることに力を尽くしていると思います。

今見ると、悠然たる演技の丹波哲郎の存在感が凄まじく、主役のショーン・コネリーを凌駕してしまっています。撮影時には英語堪能な丹波はセリフを全て自分でこなしたのに、イギリス人俳優が吹き替えしたのは、主役を食ってしまうまでの丹波の迫力を恐れたのかもしれません。

この映画の為に改造された2台のオープントップのトヨタ2000GTの内、1台はトヨタ博物館に保存されています。しかし、常設展示されておらず、バッグヤードツアーやイベントでしか見ることができません。私も実物を見たことがありません。自走可能でナンバーも取得しており、公道パレードにも参加しているようです。
チャンスがあれば見て、40年前の映画製作時のことに思いを馳せたいものです。

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2009年5月23日 (土)

宝島社トムとジェリーDVD BOX

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今日は天気が良く、朝から窓の外で複数の鳥の会話のような鳴き声が響いていました。そっと外に出ると、塀の上でハクセキレイの幼鳥が叫んでいます。兄弟共々、飛行訓練の途中のようです。ほほえましく眺めていました。
まだ警戒心が少ないのか、しばらく撮影していても逃げません。

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家の前の道路では、キジバトが腰を落ち着けて休憩中です。
穏やかな日差しの中で、鳥たちもまったりと過ごしています。脅かさないようにゆっくり前を通り過ぎましたが、車のエンジンをかけたら飛んでいってしまいました。

さて、今日も出かけていたので工作はお休みです。
先週購入して、これから楽しむDVD BOOKの映像の携帯への取り込み作業などを行っています。懐かしアニメの映像です。

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書店に宝島社のDVD BOOK、「トムとジェリーDVD BOX」と、「トムとジェリーDVD BOX Vol.2」が並んでいたので購入してきました。結構前に新聞の広告欄で確認していて、早く入手したいと思っていたのですが、なかなかゆっくり書店内を探す時間に恵まれませんでした。

1940年から1953年までの古い時代の作品で、日本における著作権の保護期間が終了したパブリックドメインDVDで、1冊980円という安さです。
もちろん、人気の高い最初期のウィリアム・ハンナ とジョセフ・バーベラが制作した作品です。私の年代にとっては、子供の頃に繰り返し再放送されていて慣れ親しんだものばかりです。

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驚くべきはそのコストパフォーマンスの良さ!
それぞれDVD2枚組で、Vol.1は30本、Vol.2は34本もの作品が収められていて980円です。

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Vol.1の映像時間は231分、Vol.2に至っては250分です。最後まで見るのはなかなか大変なボリュームです。

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内部はDVDのトールケースが入っているだけで、付属の解説などはありません。

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アメリカのドラマ、「ナイトライダー」は電車の中でDVDが発売されている全シリーズ見てしまいましたので、最近はテレビ録画映像や、youtubeやニコニコ動画から落とした動画等を見て通勤時間を過ごしておりました。これでまた移動が楽しくなりそうです。

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全て6分から8分程度の短い作品なので、携帯電話に取り込んで通勤電車などの中で楽しむのに最適です。

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テレビで放映されていたときにはトムは八代駿、ジェリーは藤田淑子、そしてナレーションは谷幹一が日本語吹き替えを行っていましたが、今回のDVD BOXは英語オリジナル音声で日本語字幕となっています。ドタバタ喜劇なので、吹き替えでなくても楽しそうです。

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デジタルリマスターされているのか、結構美しい映像です。1940年代の映像とは信じられない気分です。
映像に合わせて楽器を演奏してBGMを付けているというのもこの作品の楽しみの一つです。子供の頃には解らなかった魅力が今となっては理解できるようにもなってきました。

ハンナ=バーベラのトムとジェリーのDVDは、これまでにもコンビニ発売などで数多く安価なものが売られていますが、これだけの量を一気に発売されたことは初めてです。このままVol.3、Vol.4と続くことを願っています。

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2009年3月 6日 (金)

隔週刊アシェット「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」第2号のオリエント急行

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アシェットのDVDマガジンコレクションの「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」は、790円というお得価格の創刊号だけ買うつもりだったのですが、水曜日に発売になった第2号も理由があって購入してしまいました。2号以降は1980円です。この値段ならば、普通にセルDVDが買えるかもしれません。詳しい解説の冊子が付く分をどう評価するかです。

第2号のDVDは、1963年製作の第2作、「ロシアより愛をこめて」です。テレビの映画劇場で何度も見ています。
初期の007のご都合ハプニングとB級アクションいっぱいの作品です。劇中に、イスタンブールからロンドンに向かう「オリエント急行」が登場し、重要な舞台となっています。あまり場面を覚えていないのですが、この機会にじっくりと当時のオリエント急行の描写を確かめたいので第2号も購入したワケです。また、この作品に出演している女優のダニエラ・ビアンキは、歴代ボンドガールの中でも群を抜く美貌の持ち主です。再び美しい彼女の姿を画面で見たいから、と言うこともあります。

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この作品の中でのオリエント急行は、中盤からクライマックスに入る手前の部分に登場します。
ボンド達が乗り込むシーンで、ワゴン・リ客車の外観が映ります。しかし、客車側面の紋章も無く、窓枠の装飾もありません。何となくオンボロ客車に見えます。現代の観光列車であるVSOEとは大きく異なる様子です。本物はこんなものだったのでしょうか。

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牽引機の蒸気機関車が何度も映ります。
60年代にはまだ東欧では蒸気機関車は現役だったのでしょう。

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客車はコンパートメントです。
ニス塗りの重厚な感じですが、随分と質素です。きらびやかなオリエント急行を想像するとがっかりします。ヨーロッパで当時普通に走っていた寝台車そのものと言った感じです。ワゴン・リだから、オリエント急行だからといって特段豪華な列車ではなかったのでしょうか。
このコンパートメントは映画用セットで、本文解説では美術監督が本物の列車に乗って調査したが、本物は古臭すぎたのできれいにして豪華感を出した、と書かれています。じゃあ、本物はもっと質素だったって事ですね。

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お色気いっぱいの美しいダニエラ・ビアンキ扮するロシア工作員タチアナ・ロマノヴァと、ショーン・コネリー扮するスケベ大王007ジェームズ・ボンドのツーショットもふんだんにあります。窓の外を流れる景色はバレバレの合成で、当時の映画技術のつたなさがわかります。でも、ハラハラドキドキの連続というストーリーで楽しませてくれます。

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食堂車の描写もあります。
しかし、食堂車もコンパートメントと同様、ただ古臭い客車です。予約せずに席に着き、普通に料理や飲み物を注文しています。当然、服装も正装する必要も無く、ボンドもいつものスーツ姿です。
うーん、何度も見ている映画なのに、オリエント急行のシーンがあまり印象に残らなかったのは、ごく普通の列車だったからでしょうか。
実際に定期列車として走っていた頃のオリエント急行は、ちょっと一等車比率の高い、普通の定期列車だったのかもしれません。この映画に使用された60年代の列車は、まだワゴン・リ社が運行していたのですが、その内、普通の夜行列車の名前になってしまったようです。後年、観光列車として復活した豪華なのは別物のようです。

88年当時に、パリからザルツブルグを往復するときに、「Orient Express」という列車名の夜行列車に乗りました。夜行も普段は2等座席車に乗っていたのですが、この時は奮発して2等クシェット(簡易寝台)をとり、横になって寝ていきました。
しかし、食堂車も繋いでいませんし、各国の古い普通の客車を連ねているだけの薄汚れた夜行列車でした。これがかつての栄光のオリエント急行の成れの果てだったのです。
今もストラスブールからウィーンを結ぶ国際夜行列車に、「Orient Express」の愛称が付いているようです。

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今運行しているオリエント急行は、豪華車両を連ねた観光クルーズ列車です。KATOのNゲージ模型の「オリエントエクスプレス'88」も同様で、定期列車に使用されていた客車というわけではなさそうです。
これは「世界の車窓から」の中に出てくるVSOE(ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス)の客車内です。豪華絢爛です。いつか乗ってみたいものですが、昼間運行の列車でも15万円位するので、まだまだ無理ですね。

さて、このシリーズのDVDはデジタルリマスター版で美しく、携帯電話のドコデモシアターでもテレビやPCでもきれいに見えます。しかしこのシリーズの大いなる不満は、解説冊子の文章です。
解説文は訳文と思われます。私が言っていてはいけませんが、これがまたあまりに拙い文章で、読み進めるのに苦労します。きっと原語ではワクワクしてくるような盛り上がりの箇所も台無しになっている様子です。推敲して書き直すだけの手間をかけられないのでしょうか。
同じく訳文で読むのに苦労するデアゴスティーニの「フェラーリ・グランツーリズモ」よりも酷いのは困ります。

この「ジェームズ・ボンド公式DVDコレクション」、第3号は2006年発表の「カジノ・ロワイヤル」です。旧作ならば買う価値がありそうですが、次回はパスすることになりそうです。
トヨタ2000GTが登場する7号の「007は2度死ぬ」は欲しいのですが、それまで書店の店頭で売られていることを願う次第です。

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