今夜は、岡崎市シビックセンターコンサートホール「コロネット」で催された岡崎市音楽家教会の定期演奏会に出かけておりました。妻の原田純余も定期的に演奏している地元のコンサートなので、都合が付く限り応援及び雑用荷物持ちとして駆けつけます。
演奏が終わって、演奏者たちが舞台に残って記念撮影をしている光景です。
妻の様なピアノ等のソリストは割と一匹狼的な方が多いのですが、弦楽や管楽の方々は仲良しさんが多く、演奏会の後に和気藹々と盛り上がっていて楽しそうです。来年もご一緒する機会があるようなので、欠かさず駆けつけたいと思います。
地元岡崎のコンサートなので、通常通り夜まで名古屋で仕事していたら間に合いません。午後から休みを取って早々に会場に向かうことにします。かといって、余りに早く行っても間が持たないので、寄り道します。
向かった先は、名古屋駅前のミッドランドスクエアです。
魅力的な場所が多いスポットですが、地下鉄からJRに乗り継ぐ際にはかなり寄り道をしないといけないので、なかなか行く機会がありません。商業エリアの吹き抜け部分には、巨大なイルミネーションのクリスマスツリーが聳えています。
ミッドランドスクエアで見たかったのは、1階のトヨタ自動車ショールームに特別展示中のトヨタ2000GTボンドカーです。11月1日から12月12日までの限定にて、「007は2度死ぬ」の撮影で使用されたトヨタ2000GTを見ることが出来るのです。
通常、このショールームにはいつも最新のレクサスが展示されています。今はHS250hとIS-Fの2台がありました。その奥に、チラリとトヨタ2000GTの白い車体が見えています。平日の午後なので空いています。早速中に入って、しかと見たいと思います。

周囲をテープでガッチリ囲われ、ガードマンに守られながら、トヨタ2000GTのオープンカーが置かれています。とてもキレイに磨かれており、周囲の照明が反射してキラキラ輝いています。
この車はトヨタ博物館の収蔵車ですが、普段は展示されておらず、なかなかお目に掛かる機会がありません。名古屋駅のすぐ側で見られる今回の特別展示は、とても貴重なチャンスといえます。
改めてみると、本当に小さな車です。大柄なショーン・コネリーは、通常のクローズドボディの2000GTに乗ると頭が閊えたために、オープンにしたのだという話さえあります。
映画撮影用に使われた2000GTボンドカーのベースとなったのは、二次試作車の2台です。撮影用と海外のデモ用と2台作成されましたが、2週間の突貫工事だったので、幌やサイドウィンドウは省略されています。ホイールはプロトタイプのワイヤーホイールです。スポークが細かく交差して、とても美しい。
コンバーチブルにすることにより、フロントウィンドウの湾曲が非常に強いことが良く判ります。
ハッチバックのボディをノッチバックに作り変え、トランクが開閉できるようになっています。リヤのラインがとても自然です。ボディカラーと同色に塗られたテールランプベゼルもボンドカーの特徴です。
奥に見えるIS-Fとは、全くクラスが異なるくらい大きさが違います。各所のクロームパーツは磨きこまれて輝いています。
コクピットは狭く、助手席に座ったショーン・コネリーには狭かったろうと思います。幌のカバーはダミーです。
助手席の前のグローブボックス部分はがらんどうになっています。
撮影車はここにテープレコーダーを納めていたようですが、ひょっとしてそのままの姿なのか、またはレストアした際に撮影時の形態を復元したのかは不明です。

ウォールナットのインパネやハンドルは、ピアノ作りで培ったヤマハの木工技術が活きています。オープンカーなので、内装も一望の下に出来るのが特徴です。

ウレタン2K塗装の艶がタップリ乗った光沢は、45年前のオリジナルの輝きとは異なるかもしれません。でも、現代にまでこの美しい姿を留めて置いてくれた方々の努力に敬服したいと思います。とにかくこの車、凄まじいオーラを持っています。トヨタ博物館での常設展示を望むしたいです。
映画用のオープンは2台だけの特別の存在ですが、通常のクローズドボディでもたった337台しか作られなかったトヨタ2000GT、流通することは殆ど無いのですが、売りに出されたら2000万円とか2500万円とか、夢のような価格になります。実物大の2000GTは夢のままになるので、模型で楽しみます。デアゴスティーニのシリーズの10分の1模型、「トヨタ2000GTを作る」の全国発売を心待ちにしたいものです。

今回ミッドランドスクエアに行った目的はトヨタ2000GTボンドカーでしたが、そのついでに買ってきたのが、地下1階にある「DEAN&DELUCA」に売っている「Kusumi Tea」という紅茶です。クスミティーて何ぞや、と言われそうですが、これは現在フランスで流行っているお茶です。フランスはコーヒー文化の国ですが、最近は紅茶も流行っているのです。6月にパリで飲んだクスミティーというフレーバーティーにはまり、日本で売っている店を探したら、名古屋ではこの店で売っていることを突き止めた次第です。切れたら寄り道して買っています。まだ名古屋のデパートでは特設売場などでたまに扱うだけです。でもこの紅茶、近いうちに日本中で流行ると踏んでいます。
24パックで3255円と高価ですが、ちょっと他に無い心地よさが楽しめます。私は香りを楽しんでいますが、妻はデトックス効果に感心しているようです。
明日は土曜日ながら、会社の社員旅行のために早朝から出かけます。上げ膳据え膳のバス旅行で、飲んだくれてきたいと思います。
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