「週刊SL鉄道模型」消防車の赤色灯は点滅させて回転をイメージ
講談社のNゲージジオラマ製作マガジン「週刊SL鉄道模型」の製作の話題です。
前回、68号に付属してきた消防車のヘッドライトにLEDを仕込み、ルーフの赤色灯には赤色LEDで光るようにしました。この赤色灯は回転灯ですが、Nゲージサイズで回転を表現しようとするとライト自体が大きくなって不恰好になります。
講談社のNゲージジオラママガジンの前々作「昭和の鉄道模型をつくる」にパトカーを設置したときに、3個のLEDを順次点灯させる方式で回転を表現しました。しかし車両に比してライトが大きすぎて不自然でした。
回転させなくてもライトを点滅させれば、それなりに緊急車両の雰囲気が出るものです。今回の消防車の赤色灯も点滅させることにします。
LEDの点滅回路として、踏切のライト交互点灯の際に使用した「点発珍GT」を使用します。道具箱に予備品があったので有効活用します。このキットは二つのLEDを交互点灯させるものなので、今回のように一つのLEDを点滅させるには、一つLEDを無駄に点滅させなければなりません。一つのLEDを点滅させるキットは他にありますが、ワザワザ買いに行くのも面倒なので、手持ちのパーツを使うことにします。
点発珍GTの点滅間隔は約1秒。赤色灯の点滅には少し緩慢です。点滅間隔は、回路内のコンデンサを交換することによって変える事が出来ます。
パーツ数が少ないので、15分程で組み上げることが出来ます。
この回路で使用する電圧は9V。LEDの点灯に使用している12V電源から降圧するために、3端子レギュレータを回路に付加しておきます。
点滅間隔を短くするために、回路内の10μFの二つのコンデンサを、4.7μFの容量のものに交換しています。
点灯実験です。
消防車の赤色灯の他に、もう一つ余分なLEDを接続しておかないと、LEDが点滅してくれません。コンデンサ容量が半分以下になったので、点滅間隔は0.5秒程度になりました。やたらと明るく輝くので、非常に目立つ存在になりそうです。もう少し点滅間隔が短くても良いかな?といった感じです。組みつけてから気になったら、コンデンサを更に容量の小さい3.3μFのものに交換するかもしれません。
消防車は、消防団車庫から顔を出す感じに設置します。
消防団車庫、火の見やぐら、そして消防車の配線を木製ベース裏に通していきます。
車庫、火の見やぐら、消防車をアクアリンカーで接着固定します。
消防団車庫の扉は開放状態で固定します。消防車は本当に顔を出す程度。これ以上道路側に出すと、踏切の傾斜路にタイヤが掛かって不自然な状態になってしまうのです。
回路を接続して点灯実験です。
動画を撮っていないので雰囲気が伝わらないかもしれませんが、とにかく赤色灯の点滅が目立ちます。木製ベースの裏では、全く意味無く一つのLEDが点滅を続けています。
ヘッドライトもやたらと明るい!一応、車庫の中にも照明があるのですが、それが目立たないくらいライトが明るい上に、ルーフの赤色灯点滅が激しい。まさに出動間際!といった佇まいです。赤色灯はスイッチを取り付けたほうが良いかもしれません。とにかくせわしない。
周囲に消防士も置きたいものです。ジオコレの消防署の人々のフィギュアを入手しようと思います。
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